内容説明
西洋法制史研究に携わってきた塙浩の著作集「西洋法史研究」の最終巻。遺稿を含む。第1部は、フランス私法史であり、J.イヴェル「フランス西部の慣習法地方へのローマ法の浸透」ほか、ベルギーの近代法典史の論文の翻訳。第2部は、ドイツ民事訴訟法史に関して名著であるA・エンゲルマン「民事訴訟法史―1945年以後のドイツにおける民事訴訟法の展開―」の翻訳・紹介。第3部はヨーロッパの商法史に関するもので、E.ベンサ「中世における保険契約の研究」の紹介文とR.ドゥ・ローフェル「14‐18世紀における為替手形の発展」の全訳。
目次
第1部 フランス私法史(J・イヴェル「フランス西部の慣習群の基本的諸特徴」―附、J・B・ドゥ・ラヴェルニエ「フランス西部諸地方へのローマ法の浸透」;フランス契約法史に関する二作品の紹介;ベルギー近代法典史抄)
第2部 ドイツ民事訴訟法史(A・エンゲルマン「民事訴訟法史―一四九五年以後のドイツにおける民事訴訟法の展開」)
第3部 ヨーロッパ商法史(J・ルフォール「E・ベンサ『中世における保険契約の研究』仏訳の紹介文」;R・ドゥ・ローフェル「一四‐一八世紀における為替手形の発展」)
著者等紹介
塙浩[ハナワヒロシ]
神戸大学名誉教授
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