内容説明
珠玉の映画コラム100「サンデー毎日」連載の人気コラムが一冊に。
目次
映画の質は変わったか―「ラスト・アクション・ヒーロー」
傑作を紡ぎだす緊張の糸―「麗しのサブリナ」の舞台裏
変身と不死をめぐる綺譚?―「オルラルド」
西部劇はそれほど単純じゃない―「ワーロック」
「追いかけてくる刑事」の系譜―「逃亡者」
訴訟社会アメリカへの痛烈な皮肉―「ギルティ・罪深き罪」
露骨はイヤだね、露骨は。―「北北西に進路を取れ」
憂鬱な予測―「ライジング・サン」
威風堂々、オペラのような―「ブラッド・イン・ブラッド・アウト」
題名に関するお話―カタカナ・タイトル批判〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
56
頭が本にしても映像にしてもストーリーを追うモードに入らず。なので面白そうに語ってる文章を読もう、と手に取る。やはり瀬戸川氏の文章は面白い。粋で上品なユーモアのある作品が好きな方ですな。だからタランティーノの映画に手厳しいのは仕方がないか。私は好きだけどねパルプ・フィクション。でもそういった好みがはっきり出ているのも一本筋が通ってる証拠と言えよう。著者が健在だったらリアルタイムに面白い書評や映画評をもっと読めてたんだろうなあ。2014/11/18
海猫
5
再読。2013/07/24
しんこい
2
新作と昔の作品を交互に語る構成が良いですね。(今となっては皆昔の作品ですが) 語られる映画が見たくなる力も抜群です。結局見ないでもっぱら映画に関する本を読むに終始してしまうのですが。2011/12/10
Gen Kato
1
再読。読みながら、現在のアメリカ映画群を瀬戸川氏が観たら、果たして何と評するだろうと、かなり暗い気もちになりました…2014/07/07
慧
1
★★