目次
第１章 黒姫―私たちの愛した日本、不可解な日本（ドナルド・キーン）（日本との出会い；『源氏物語』に救われた日々 ほか）
第２章 二風谷―もう一人の日本人として（萱野茂）（日本人ってなに；アイヌの静かな大地で ほか）
第３章 銀閣寺―文化と生命のつながりの上に（有馬頼底）（未来に伝える現代のすばらしさとは；美しいものは人の心を自由にする ほか）
第４章 三番瀬（千葉）―グローバルとローカルの交錯から（堂本暁子）（黒姫とウェールズの森；アファンの森を日本中に ほか）
著者等紹介
ニコル，Ｃ．Ｗ．［ニコル，Ｃ．Ｗ．］
１９４０年ウェールズ（イギリス）生まれ。１７歳のときにカナダに渡り、カナダ環境庁技官となる。その後自然保護のため何度も北極圏へ出かける。６２年、空手修業のため初めて来日し、６６年捕鯨監視員として日本のキャッチャーボートに乗る。また、６７～６８年にはエチオピアの国立山岳公園の施設に従事。７８年から捕鯨の基地・和歌山県太地町で行った取材をもとに、８７年に小説『勇魚』を発表、代表作のひとつとなる。また、８０年から信州黒姫山麓に住み、買い取った周囲の森を“アファンの森”と名づけ再生活動を続ける。２００１年、この森での活動や調査を、より公益的な活動として全国展開するために「財団法人Ｃ．Ｗ．ニコル・アファンの森財団」を設立した。９５年７月、日本国籍を取得
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