内容説明
福田と左右田の貨幣論の対立:「国境あり」×「国境なし」。貨幣という触媒がもたらした経済学の起点。商品貨幣説と信用貨幣説の相克をこえて。【支払手段】と【交換手段】としての貨幣。
目次
第一章 旅のはじめに長く―なぜ福田の貨幣論と左右田の価値論なのか(商品貨幣説のスケッチ;信用貨幣説のスケッチ;デヴィッド・グレーバー著『負債論』の衝撃)
第二章 福田の貨幣論―支払手段としての貨幣(福田貨幣論との幸福な出会い;金貨(商品貨幣)と国家鋳貨(信用貨幣)をあわせもったハイブリッドな仕組みとしての金本位制度
福田貨幣論との対話)
第三章 左右田の価値論―交換手段としての貨幣(左右田価値論との幸福な出会い;左右田の価値論と貨幣のサーチ理論の対話;左右田の反論に対して勝手に再反論を試みて)
第四章 福田と左右田が生きた時代(福田と左右田の知的な交流;学問と現実―一九二〇年代の福田と左右田)
著者等紹介
齊藤誠[サイトウマコト]
國學院大學経済学部教授・一橋大学名誉教授。1960年生まれ。1983年京都大学経済学部卒業。1992年マサチューセッツ工科大学経済学博士(Ph.D.)。住友信託銀行、ブリティッシュ・コロンビア大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、名古屋大学を経て2025年より現職。専門分野はマクロ経済学。2001年日経経済図書文化賞(『金融技術の考え方・使い方』)、2007年日本経済学会石川賞、2008年エコノミスト賞(『資産価格とマクロ経済』)、2011年全国銀行学術研究振興財団賞、2012年石橋湛山賞(『原発危機の経済学』)。2014年春に紫綬褒章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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