感想・レビュー
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そーだ
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塙保己一編集、太田藤四郎補。室町時代の皇族、伏見宮貞成親王の漢文日記。下巻は永享4年から文安5年(1432-1448)まで。永享11・12年は丸々記事を欠く。永享13=嘉吉元年は6月(足利義教の暗殺された月)までで、以後1年半記事がない。嘉吉3年は記事が完備しているが、9月に旧南朝の軍に襲撃され内裏が炎上し、後小松院の後継者となった実の我が子、後花園帝としばし同居するという幸運を得る。最後に、文安4年10月から、同5年4月までの太上天皇尊号宣下および尊号辞退までの記事を載せ、幕を閉じる。(続く)2013/09/30