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内容説明
春めく浅草は、今日も多くの人でにぎわう。そんな陽気につられてか、甘味処栗丸堂はどこか落ち着かない。それもそのはず、若主人の栗田に悩みの種が増えたのだ。悪友の浅羽が調べた葵の正体は、栗田の心を揺るがすことに。自分は葵をどう思っているのか、どうするべきか。決断を迫られていた。そんな栗田の気持ちも知らず、店には面倒事が舞い込んでくる。笑いあり涙あり。和菓子が育む縁は末広がりのようで。やさしい味わいがもたらすそのてんまつはいかに?
著者等紹介
似鳥航一[ニトリコウイチ]
電撃小説大賞で見い出され、電撃文庫にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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アラフォー男の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
162
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 3巻。今回は、あんみつ・みたらし団子・金平糖、葵さんの正体が少しずつ明らかに栗田君と葵さん関係どうなるんですかね、みたらし団子のように団子とタレの関係か金平糖のようにじっくり時間をかけてなのか気になりますね。2015/09/04
ゴンゾウ@新潮部
108
栗丸堂シリーズ第3作。今回もあんみつ、みたらし団子、金平糖と魅力的な和菓子が登場する。栗田と葵が友人達の難題を鮮やかに解決していくのだが、かなり深みに欠けると思うのは自分だけだろうか。読み易いのに物足りない。次作から葵の秘密が明かされる。次号に期待したい。2016/12/20
Yoshihiko
103
みたらし団子の話がお好みです。団子好きだからでしょうか? ようやく葵さんの正体?が判明。そろそろ二人の関係も進展するのかなぁ。2016/04/06
mariya926
96
この本は巻が進むにつれ面白くなる不思議な本です(笑)今回は大好きなあんみつと、みたらし団子と、金平糖です。遠くから食べに来る人もいた妻のあんみつ。しかし妻が亡くなり夫が作りますが閉店の危機に。しかも妻であるおばあちゃんのあんみつが大好きな孫が心を閉じ…。従兄弟が大道芸人をしている志保が、従兄弟の大好きなみたらし団子を作り…。親子関係が悪化し、跡継ぎ問題が起こっている金平糖の会社で…。今回も栗と葵が和菓子を通して心を開き、関係が回復する事をお手伝いします。あんみつとみたらし団子では本当に食べたくなりました。2018/01/24
ううち
93
今回は和菓子のウンチクはあまりありませんでしたが、あんみつ・みたらし団子・金平糖、それぞれを絡めた謎解きのお話で楽しめました。葵ちゃんの過去よりも2人の距離とタイミングがもどかしい。栗田くん頑張って!帰りにコンビニであんみつとみたらし団子を買ってしまった。2015/09/08