移動するものたち

個数:

移動するものたち

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月05日 05時49分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B4判/ページ数 40p/高さ 24X24cm
  • 商品コード 9784796880428
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0798

出版社内容情報

「いきものたちはどこへいくのか、バッグがからっぽだとわかったとき、いきるおどろきとよろこびのはながひらいた」
――谷川俊太郎(詩人)
「いろんな報道で「数」としてしか扱われなかった移民・難民の人々が色あざやかな動物に姿を借りて、圧倒的な絶望(黒)のなか、
ささやかな希望を追って歩きだした。こんなにファンタスティックな世界に、こんなに切ないリアリティが感じさせる絵と絵と絵。
ワニやゾウやフラミンゴやウサギの間に身を置くと、世界が裏返ってみえるかもしれない。」
――金原瑞人(翻訳家)
「ページの奥から、まっすぐ語りかけてくる声が聞こえる。言葉がないのに。言葉がないからこそ。」
――岸本佐知子(翻訳家)

仏ソルシエール賞 2021年フィクション部門受賞
カタルーニャ本屋大賞 2021年絵本部門受賞
国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ 2020」選定
全米児童図書評議会「OUTSTANDING INTERNATIONAL BOOKS LIST 2021」選定

木の葉がなくなってしまった黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち。さまざまな脅威に直面しながら国境を越える彼らの旅には、常に死の影がつきまとう――。
世界的な問題となっている「移民」「難民」の現実を、擬人化した動物たちの姿に寄せてイラストのみで描き出したサイレント絵本。

内容説明

移民たちの過酷な現実を、美しい色彩と力強い筆致のみで描くサイレント絵本。

著者等紹介

ワタナベ,イッサ[ワタナベ,イッサ] [Watanabe,Issa]
1980年リマ生まれ。母親はイラストレーターで父親は詩人。リマのペルー・カトリック大学で文学を学んだのち、マヨルカ島へ渡り美術とイラストを学ぶ。アートを通して多数の社会統合のプロジェクトを主宰しており、2012年にラ・カイシャ財団社会事業賞を受賞した。2018年にはボローニャ国際絵本原画展に入選。作画を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

203
ペルー人絵本作家、世界の複数の賞を受賞した作品ということで読みました。 文字はありませんが、絵に何とも言えない迫力があります。 移民・難民の過酷な現実を、力強く美しい筆致で描き出したサイレント絵本でした。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000780.000002610.html2023/01/10

アキ

104
グラフィック・アート絵本とでも呼べるのでしょうか、文字のない美しい絵本。暗闇を背景に鮮やかな動物たちが一団となって移動しています。青い鳥と死神が後ろからやってきてその集団に追いつきます。ひと休みして出発です。陸から船に乗って、海の上でみんなで向こうの陸を目指します。ところが船は大破して、幾人か仲間が助かりませんでした。その仲間を弔ってから、さらに進んだ先には赤い花が落ちていました。著者はリマ生まれ、母親はイラストレーターで父親は詩人。アートを通して多数の社会統合のプロジェクトを主宰している、とのことです。2023/01/20

☆よいこ

87
分類726。文字はなく、擬人化した動物がただ歩いていくサイレント絵本▽暗闇の旅路、赤いくちばしをもつ青い鳥に乗った小さなガイコツはカバンを持ち、歩いていく動物たちと合流する。動物たちは静かに疲れている。海に出た動物たちは逃れるように船出する。小さなボートは難破し多くの命が失われる。ガイコツは死んだウサギを抱きしめる。動物たちの行く先に赤い花をつけた木が見える▽解説は無し。著者紹介あり、アートを通して多数の社会統合のプロジェクトを主宰している。原題『MIGRANTES』は《移民》2023/09/08

けんとまん1007

78
手に取る人に委ねられる部分が大きな1冊。絵だけである分、読み取り方も広い。移動する動物たちの表情、絵から伝わる空間や時間の流れから、辛いものを感じ取った。微かな希望に向かう中での悲哀がある。しかし、それを超えて、移動せざるを得ないということを考える。今の自分自身の関心事と重なて考える。2023/03/19

美紀ちゃん

72
絵が素敵。文字が無い絵本。でも深いストーリーがありそう。それをつかみたくて何度も読み返したくなる。移動しているみんなの服がカラフルで目を引く。背景が夜や闇を思わせる。歩いて移動している仲間達は近づいてきたガイコツに何かを告げられる。それから慌てて海を渡る。船が大破してウサギさんが大変なことに。モノクロの花は何を意味しているのか?移動し続けた果てにやっと赤い花が咲いている場所に!子供たちの表情も明るくなったように思う。たどり着いた場所でみんなが幸せになれるように願いたくなる。イッサ・ワタナベさんに注目したい2023/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20402334
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。