内容説明
幾多の試練を乗り越え、より強く結ばれたバットマンとキャットウーマン。そんな二人の前に突如現れた時をかけるヒーロー、ブースター・ゴールドが、結婚祝いにバットマンへある“贈り物”をする。だが、その“贈り物”は時空を大きく歪める事件へと発展するものだった。結婚を目前に事件はさらに続く。闇の騎士が幸せを掴むための挙式で介添人を務めるため、犯罪界の道化王子が彼の前に現れる。バットマンを結婚から「救いに来た」と嘯くジョーカーは、新郎を昏倒させ、新婦のキャットに銃口を向ける。対峙の最中、ジョーカーの放つ言葉に大きく心を揺さぶられるキャットウーマン。二人は無事に結ばれるのだろうか。ダークナイトの歴史に刻まれる、世紀の婚礼がついに幕を開ける…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fap
1
「プレゼントを贈りたかっただけなんだ」 結婚式の途中に公式ストーリーでの重要なシーンをはさみつつ 出席者から祝福されつつ新居に向かい、次の日から二人連れで 街の治安を守る生活が始まるものだと思っていたがそんなことはなかった。 ストーリーをどう認識すべきかわからず、巻末にも解説されておらず混乱する。 2020/01/02
サテヒデオ@ダイナミックひとり
0
ブルース・ウェイン個人の幸せと、全人類最大多数の幸福とを秤にかける。「良いも悪いもリモコン次第」のたとえがあるが、ブルース次第で世界は一応の平安を保つことができ、一方では荒廃の窮みを尽くす。鍵は努力と希望の人間讃歌、バットマンだ。結婚によってブルース・ウェインはバットマンを超越することができるだろうか。ブルース自身はそれを予感しているが、世界に必要なのはバットマンであると心得る者もいる。二者択一に見える時はたいてい視野狭窄に陥っている。この状況で下す判断や如何に。2020/04/08