出版社内容情報
凶悪犯罪者用の刑務所に収監されたジョーカーは、自身の脳に悪性腫瘍が見つかり死を免れないことを知った……。しかし、このことは犯罪界の道化王子にとって最高のラスト・ショーを披露する絶好の機会となる。
彼は自分をソシオパスへと変貌させた毒薬を使って、無数のヴィラン達を“ジョーカー化”し、阿鼻叫喚の暴動を引き起こしたのだ! 果たして、バットマンとバットファミリーはこの状況を打破できるのか!?
チャック・ディクソン他[チャック ディクソンホカ]
著・文・その他
ピート・ウッズ他[ピート ウッズホカ]
イラスト
高木 亮[タカギ アキラ]
翻訳
内容説明
死ぬのは簡単だが、コメディは難しいといわれる。では、その二つを組み合わせたらどうなるのか…末期がんの宣告を受けた“犯罪界の道化王子”ことジョーカーは、犯罪史上最大のパフォーマンスをしようと決意する。ジョーカーが死ぬのなら、他の奴らも全員巻き添えだ!DCユニバースの全ヒーローが力を合わせても、彼の笑いを止めることなどできるはずはない…さあ、オチはどうする?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fap
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「最後に笑っているやつが勝ったやつなんだよ。年中しかめっ面のお前にゃぁ無理な話だろうけどな」 ジョーカーが問題を起こして行動範囲がどんどん大きくなっていき、 そして最後に殴られて事件は収束する。 え、そこまで話を大きくしといてそれで解決なのか。 バットマンも脇役のままで幕が下りさてこれは一体何だったのかと首をひねる。 「ジョークだったんだ」 2019/02/17
サテヒデオ@ダイナミックひとり
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本作によって「ジョーカー」の持つ、キャラクターとしての潜在的な強さを思い知る。「ジョーカー」としての記号を備えるだけで誰もがジョーカー化する。この汎用性の高さよ! そして結末の皮肉。監視と窃視は紙一重。観客から隔離された道化師が雌伏の時代に入る。2019/01/24