内容説明
トゥーフェイスの凶行がまたもやゴッサムシティを震撼させ、バットマンはこの大物犯罪者の身柄を拘束し、アメリカの辺ぴな片田舎にある隠れ家まで護送することになった。謎めいた目的地には、バットマンがハービー・デント(トゥーフェイスに残された善良な人格)と協力して用意した“ある物”が隠されていた。それさえあれば、トゥーフェイスを永遠に消し去れる―ただし、生きてそこまでたどり着けたらの話だ!バットマンが先を急ぐ一方で、ハービー・デントとトゥーフェイスという二つの人格が主導権を巡って争い、相手の計画を探り、阻止しようと死力を尽くす。バットマンとハービーは信じていた―自分たちならトゥーフェイスの先手を打ち、目標を達成できると。しかし、二人の行く手には、想像を絶する困難が待ち受けていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
28
トゥーフェイスと目的地を目指し命を狙われながら進んでいくバットマン。ロミータJr氏の作風は血生臭さがむしろ作品を強固にするイメージなため死力を尽くし進んでいくという旅にはぴったりだと思う。アイ・アム・ゴッサムから本格的に絡んできた新たな相棒デュークもいい味出していい感じ。トゥーフェイスはこれからも苦しみながら歩んでいくしかないんだなと思う。ラストはわりかしあっさり。こんなもん?って思う人もいるかもってくらいあっさり。2024/10/31
fap
2
元の木阿弥で振り出しに戻る。 アメコミだからね。 「いつの間に連絡を取ったんだ」 「あそこでお前に殴られた時だよ」 だからどうして君たちは台詞で全部済ませるんだ。 絵で見せろよ絵で。 オールスターと銘打ってはいるものの、何処らへんがオールスターなのかわからなかった。 あの登場っぷりはゲストじゃないのか。 今回のメインはハービー・デント。 お互いに憎みあう同居人は、これからもきっと答えを出せないだろう。 それでも彼らは答えを探し続ける。人間だもの。 2018/02/02
ことり
2
執念のかたまりというか、それだけで身体を動かしてるようなもんだよなあ…2017/11/06
起死回生の一冊を求めて
1
オールスターはヴィランたちが出まくりってことね。護送モノは最近読んだこれ→https://bookmeter.com/books/19200693 (Batman One Dark Knight) も、そうだったけど、バットマンボロボロになりすぎ笑 ロミータJrのファンなので、アートは文句なし。ストーリーもよかった。2025/05/14
サテヒデオ@ダイナミックひとり
1
スコット・スナイダーが記念碑となる夏をブルース・ウェインへ贈った。ブルース少年が出会ったのは同年代の少年、ハービー・デント。人生に一発逆転のコールド勝ちはない。苦しみながらも足掻き続け、戦い続けることが、きっと人生なのだ。2018/05/04