内容説明
ゼロイヤー…それは、バットマンが誕生した年。スーパーヒーローの時代が始まる以前…弱きを助け悪を挫くバットマンが翼を広げる以前、ゴッサムシティの放蕩息子ブルース・ウェインは、数年間行方不明になっていた。だが、これは闇の姿を必要としたブルースの作戦だった。ブルースは正体を隠してゴッサムをパトロールし、顔を持たない自警団員として活動を始める。
著者等紹介
スナイダー,スコット[スナイダー,スコット] [Snyder,Scott]
アイズナー賞やハーベイ賞などの受賞歴のある実力派ライターであり、DCコミックスとマーベル・コミックスの双方で活躍している。一方では、サラ・ローレンス大学とコロンビア大学で脚本を教えている
カプロ,グレッグ[カプロ,グレッグ] [Capullo,Greg]
アーティストとして『クエーサー』『X‐フォース』(以上マーベル・コミックス)、『スポーン』『アンジェラ』『ホーント』(以上イメージ・コミックス)などを手掛けてきた
高木亮[タカギアキラ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほしけも
6
ガジェット開発も命懸けの修行も楽しそうに見えるのがいい。2015/06/08
G
5
リランチ後、NEW52のバットマン誕生秘話。 『イヤーワン』ほどの衝撃はない。ただ若さ故のブルースの無謀っぷりにハラハラさせられて、それだけで面白い。いつもは冷静沈着なのに。しかしレッドフード登場と知って「まさか!」とは思ったが、『キリングジョーク』までネタにしていたとは… 恐るべしスコット・スナイダー。 P.129~131でアルフレッドが話す、演じるとはどういうことであるのか?という台詞は個人的に感量深い。 またブルースの修業時代を描いた短編の画も素晴らしい。ラファエル・アルバカーキ、覚えておこう。2015/09/18
IMY
4
「ラバーズ&マッドメン」の直後に読んではいけなかったと少し後悔してます。何しろどちらもデビュー直後のバットマンとジョーカーの初対決なもの、読んでる途中で話が混ざる混ざる。これに「キリングジョーク」「笑う男」を入れるとさらにカオス。なお、一番新しいからなのか一番淡白。この後リドラーとの対決の様なので、そっちの方が楽しみだったり。2015/05/05
リチャード
3
まさかスコット・スナイダー&グレッグ・カプロが『イヤーワン』だけじゃなくて『キリングジョーク』にまで勝負を挑むとは思わなかった。ブルースの隠れ家を爆破したあとのレッドフード立ち姿がカッコいい!そしてバットマン誕生の瞬間は『イヤーワン』に匹敵するカッコよさ!!ところで、なんで『イヤーゼロ』じゃなくて『ゼロイヤー』なの?2015/06/27
サテヒデオ@ダイナミックひとり
3
オリジンはリブートのたび、あるいは機会を得て何度も上書きされる。オリジンを経れば経るほどにその神話は奥行きを増す。このたびスコット・スナイダーとグレッグ・カプロが挑んだそれは、先人に倣いつつも唯一無二の原形が持つ輝きを誇る。つまり、まぎれもない傑作だ!2015/05/02