出版社内容情報
ミュータントの国クラコアを人類に認めさせ、ついに世界に居場所を創り出したX-MEN。
しかし、彼らの闘いはまだ終わっていなかった。未来において、ミュータントを滅ぼすことになる機械種族の誕生を阻止するべく、X-MENは人類の秘密組織と抗戦を続けていた。
その一方で、ミュータントでありながら別の目的のために陰で暗躍する者もいて……?
X-MENは理想の世界を手にすることができるのか?
内容説明
ミュータント国家クラコアを設立し、世界に居場所を創り出したX‐MEN。しかし、戦いは終わっていなかった。ミュータントを滅ぼすと予言されている機械種族、反ミュータント主義を掲げる集団や植物学者…。次々と現れる新たな敵に立ち向かうミュータントたちに、安息の地は訪れるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GM職員
23
生体島クラコアを拠点に独立国家を立ち上げたプロフェッサーXとマグニートー。しかしそれを快く思わない勢力の暗躍が止むことはなく─。仕切り直しの新体制で始まった新シリーズも、すでに内外ともに不穏な要素しか感じられない!ダボス会議のディナー席上で「資本という武器を、影響力という武器を人類が教えてくれた」と皮肉たっぷりの演説をぶつマグニートーが、小気味いいやら危ういやら。教授はまだ人類を信じているとは言うけど…。人類のために戦うXーMENはもういない。彼らはこれまで以上に種の存続と自衛のための戦いで手一杯なのだ。2022/12/26
ara_shinya
3
クラコアって浮島なのか。そういえば、宇宙に放り出したりしてたもんね。 人類との共存は夢のまた夢、ということでチャールズ、エリック、アポカリプスが雁首揃えて人類と会談の場を持つなんて随分と遠くまで来たなあ、と思うよね。2024/04/26
隆二
1
ババア張り切りすぎだろうww2022/12/27
fap
1
「私は人類を愛しているよ」 建国した新国家に対して悪意しかないのかこの世界は。 本編は始まらず嵐の前のゴタゴタが語られる。 ところでゲーム理論によれば、初回は友好的に、それ以降は直前の相手の出方を 模倣することが最も効率の良い行動だそうな。 相手の弱気に突け込んだつもりなのだろうけど 2倍返し3倍返しになることが怖くないのかね彼らは。 「君たちから学んだことだ」 2022/12/18
えんじ
1
まずは続刊が出版されたことを喜びたい。『ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・X』の続篇。前作を読んでいることが前提。前作で明らかにされたように、現世は実は一種のタイムトラベラーであったモイラが繰り返したチャレンジの何周回目かに当たる。この設定によって、シリーズの中でもSF色が高い内容となっている。同時にAOAの変奏曲のようにもなっていて、多様な楽しみ方が出来る。原書は2冊だけ、購入したことが有り、今回ではその導入エピソードが語られていたこともあって、満足度が高かった。1冊の本としてもまとまりがいい感謝の1冊2022/12/03