内容説明
死を招くのは、新たなる敵か?過去からの亡霊か?キラークロック、ポイズン・アイビー、ジョーカー、スケアクロウ…次々と現れた宿敵たちがバットマンを付け狙う。事件の影に潜む謎の男“ハッシュ”の正体とは?そして、謎が謎を呼ぶ悪夢の饗宴の結末は―!?
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- 評価
ビギンズ本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
18
実兄よりの誕生日プレゼント。アメコミ初心者のわたしには、めまぐるしく謎めいたストーリーの中、バットマンシリーズの有名キャラクターが次々と登場し、バットマンとの関係性が浮かび上がってくる展開がとにかく面白かったです。時代に伴う設定の変化や関係性のズレなんかはありそうなんだけど、それでもバットマン=ブルース・ウェインの絶対的孤独と心の傷、というテーマが重苦しくも一本筋が通って物語を支えているのが分かります。良かったです。2015/12/31
G
8
バットマンから一時期離れていたので、何気なしに購入。しかしこれがかなり面白い!90年代にアメコミにハマったマニアにはたまらないジム・リーのペンシル!繊細にして大胆!X-MENやワイルドキャッツの頃よりも更に進化しているように感じた。またストーリーも秀逸で、主なヒーロー・ヴィランが豪華主演。アメコミらしい無理な展開は結構感じられたものの、これだけのキャラを内包しながら、話の筋に上手く組み込んだ展開は見事!最後の黒幕がまさかのアイツなんて…。最近マーべルばかり購入してたがDCも今更ながら魅力的だな。2015/09/02
kasukade
6
最初はなんかイマイチかなあと思って読んでいたんですがジョーカーが出てきてから劇的に物語が動きだします。バットマンが感情をむき出しにする相手はジョーカーだけで他の相手には常にクールでいます。ジョーカーはバットマンにとって色んな意味でキーパーソンですね。そこから最後までは一気に読み。読み切ってからちょっと読み返してみたんですが面白かった。話は奇麗にまとめられ、キャラクターを知らなくてもそこはかとなく説明もしてくれているので読みやすい。アートもジム・リーの完成されたアメコミ絵なのでみてるだけでも楽しめます。2013/11/03
サテヒデオ@ダイナミックひとり
5
バットマンの世界観が山盛りテンコ盛り! 多くのヴィランが顔を揃え、それだけでなくメトロポリスのスーパーヒーローとハゲ悪党の出番までも。でもって「世界最高の探偵」の物語だけにその結構にはミステリの定型があり、犯人の正体は結末を待つまでもない。ただし、狭義の謎解き物語として本作を読むのは妥当ではない。2013/09/29
jigsaw
4
登場人物がメチャ多いし、それはズルだろ!みたいなパワー持ったヴィラン(とピット)が続々出てくるから、ミステリーとしては楽しみづらかったりするんだけどそれでもグイグイ惹きつけちゃうのは画の綺麗さであったり、登場人物たちの造形、魅力だったりするのかなと。ノーラン三部作から入って、バートン版を経て原作をなに読むか迷った結果これにしてみたが、とても楽しめた。2015/08/09