出版社内容情報
バットマンからの最高のプレゼント!
文豪チャールズ・ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」にインスパイアされたバットマンのクリスマス・ストーリー。
ニューヨークタイムズ紙のベストセラーにもランクインした「ジョーカー」で一躍アメコミ界の若手注目株となったアーティスト、リー・ベルメホ。本国アメリカでも今年11月に発売された彼の最新作がクリスマス前のこのタイミングで緊急邦訳出版社が決定!
ロビン、キャットウーマン、ジョーカー、スーパーマンなどクリスマス・ストーリーならではの豪華キャラクター達が総出演!心温まるラストと技巧派アーティストのイラストはアメコミファンならずとも必見です。
内容説明
クリスマス・イブの夜―。最大の宿敵を追い求め、闇の騎士は凍てついたゴッサムシティを駆け抜ける。だが、奇妙な出来事が次々と起こり、ついには彼の魂そのものが存亡の危機に晒されていく…。異能の絵師が魅せる極致。
著者等紹介
ベルメホ,リー[ベルメホ,リー][Bermejo,Lee]
コミック・アーティスト。1997年、19歳の時にサンディエゴのワイルドストーム・スタジオでイラストを描きはじめる。2003年以降、イタリアに移住
高木亮[タカギアキラ]
アメコミ情報サイト「アメコミくえすと」管理人。1967年生まれ。三重県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ist
9
単発で物語が完結する。ヴィランとの闘いよりも、バットマンの自己の内面との闘いをクリスマスキャロルを重ね合わせて描いた物。 ジョーカーの続編になるんかな? リーベルメホのハードな劇画タッチが圧巻である。2019/09/08
1SSEI
2
バットマンで『クリスマスキャロル』をやるっていう発想は奇抜だけども、堅実にアプローチされていて安心して読める。最後にこの物語構造の正体を明かすという展開もほっこり。 でも、何と言ってもとにかく絵が素晴らしい。雪景色のゴッサムが本当に綺麗2018/10/11
深町秋生
2
クリスマス・バットマン・キャロル。風邪を引き、弱さもろだしになるバットマンが素敵。ベルメホ画伯の画がすごい。2012/10/17
garth
2
「未来の幽霊」に見せられるヴィジョンは『ダークナイト・リターンズ』の世界かなあ。2012/01/11
みどり
1
映画から興味を持ち、特にアーカムアサイラムを読みたかったが、すぐ手に入ったのが偶然このノエル。表紙絵からも分かるように精密で美麗な絵が全ページ堪能できるため、ビジュアルとしては非常に楽しめた。アメコミに不慣れなためコマ(向こうではコマというよりフレームという概念に近いか?)運びや、台詞回しで若干、悪戦苦闘しつつ全体としてはスムーズに読む事が出来た。アメリカ人にとって定番中の定番クリスマス・キャロルに国民的キャラを組み合わせる試みは面白いかもしれないが、正直な所、特筆すべき程面白くは感じなかった。2016/05/08