内容説明
セクシャルマイノリティとして、文学を愛する者として、共感を覚えながらもすれちがい続けた父と娘。互いをつなぐ微かな糸を、繊細にして静謐な筆致でたどる、ある家族の喪失と再生の物語。アイズナー賞、最優秀ノンフィクション賞受賞、全米批評家協会賞最終候補作品、アングレーム国際漫画フェスティバル優秀作品賞ノミネート。
目次
1 古代の父よ、古代の芸術家よ
2 幸福な死
3 かの大いなる禍い
4 花咲く乙女たちのかげに
5 うす黄色の“死の”箱馬車
6 理想の夫
7 反英雄の旅
著者等紹介
ベクダル,アリソン[ベクダル,アリソン][Bechdel,Alison]
1960年生まれ。ペルシルベニア州出身。1983年から2008年にかけて、レズビアンの主人公とその周囲の人々の日常を綴ったコミック・ストリップ『Dykes to Watch Out For(レズビアンに気をつけて)』を連載し、「同ジャンルにおける傑作の一つ」と称賛された。また、7年の歳月をかけて完成したという『ファン・ホーム』が、発売後2週間にわたって『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラー・リストに入り、批評家、読者の双方から絶賛される
椎名ゆかり[シイナユカリ]
出版エージェントとして海外の漫画家の日本デビューを支援するかたわら、翻訳家、ライターとして活躍。主に北米の漫画事情などについて記事を執筆している。また、講談社『モーニング』の主催する「モーニング国際新人漫画賞」の審査員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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