• ポイントキャンペーン

ShoPro books
氷河期―ルーヴル美術館BDプロジェクト

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 87p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784796870801
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

内容説明

氷河に覆われた未来のパリ、時を超えて眠る美術品たちの館がそこにあった…。地表が氷河に覆われた未来のパリで、豪雪地帯を進む考古学調査隊は、雪に埋もれた巨大な建造物を発見する。膨大な美術品が納められたその建物を探索しながら、調査隊は「失われた文明」を読み解こうと、奇妙な解釈を展開するが、一方、調査隊とはぐれた探査犬ハルクに、美術品たちは口ぐちに自らの過去を語りはじめ…?ルーヴル美術館が、より幅広く世間にルーヴルの魅力を伝えるために企画した、驚きのコラボコミックプロジェクト!美術史家・小池寿子氏による詳しい美術解説も収録。想像力を刺激する、かつてないルーヴル美術館への案内書。

著者等紹介

クレシー,ニコラ・ド[クレシー,ニコラド][Cr´ecy,Nicolas de]
1966年、フランスのリヨン生まれ。ウォルト・ディズニー・アニメーション・フランス勤務を経て、1991年に『Foligatto』でBD作家としてデビュー。以後、『L´eon la Came』、『天空のビバンドム』(邦訳・飛鳥新社)、『Salvatore』などの作品を次々と発表。なかでも『L´eon la Came』第2巻は1998年のアングレーム国際漫画祭にて最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を受けた。さらに、シルヴァン・ショメ監督によるアニメーション作品『老婦人とハト』の制作に携わるなど、BD以外の分野でも才能を発揮

大西愛子[オオニシアイコ]
1953年生まれ。翻訳家

小池寿子[コイケヒサコ]
1956年生まれ。お茶の水女子大学教育学部卒業。同大学大学院人間文化研究科博士課程満期退学。文化女子大学助教授などを経て、國學院大學文学部教授。西洋美術史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

72
厳しい氷河期で移動する探検隊が苦労の末に見つけた遥か昔の人類の遺産である美術品達!アートとコミックの狭間から抜きんでたバンド・デシネ本。2018/11/21

キジネコ

60
間違い続ける人類が氷河に呑まれて、滅びの時を迎えます。僅かな末裔が過去の繁栄と文明を支えた情報の気配を辿って氷原を彷徨います…臭覚で文明を語る異能の犬、豚の遺伝子を持つハルクが先導する探検隊が発見した地底に埋もれた大きな家。嘗てルーブルと呼ばれた其処は城塞「狼狩りの小屋」だったとテラコッタの狼人間が皮肉に嗤う。物質の則を超えて融合する意識、ドラクロワが、十字架のキリスト達が、画家に扮した猿が、ジャコメッテイが、牛頭型のリュトンが、終焉の幕を引きます。形を捨てて新世界へ旅立つ神々の偶像。世界の終わりの物語。2019/02/16

内島菫

29
現代の社会が滅んで数世紀後の人類が、ルーブルの美術品をそれとは知らずに発掘し、立てた仮説が人間への批判になっているという設定が、あまり面白くなかった。作者は「人類の文明、芸術、政治について何一つ偏見も先入観も持たない人が展示品を見たらどのような解釈をするだろうと考えてみたかった」と述べているが、描かれている解釈は(当然だけれど)「何一つ偏見も先入観も持たない」ものではなく(しかもそんなきれいごとなどあり得ないのだけれど)、別の偏見や先入観なのだ。2018/07/28

りー

29
うわ、『レヴォリュ美術館』も良かったがこれはそれ以上!柔らかいタッチの絵が僕には相性が良かったのが大きい。遥かな未来、氷河期に突入して分厚い氷の下に封印されてしまったルーブル美術館を探検隊が訪れる。歴史的嗅覚を持つ犬によるルーブル美術館収蔵品とのやりとりや、同じく実際に所蔵されている絵画による出鱈目な絵解きなど、飽きさせないストーリーも良い。もっとも、終盤は広げた風呂敷を畳むどころか引っくり返して終わったきらいもあるけれど。ルーブル美術館に行ったことがあれば多分何倍も楽しみが膨らむんだろうなぁ。2014/03/04

出世八五郎

18
BD=バンド・デシネ・・・。恐らく、ルーブル美術館により多くの人々に興味を持ってもらう為、・・・ルーブル美術館の存在を際立たせる為に依頼された作品=BDだと思う。故に漫画的(orBD)に面白いというよりはガイドブックのような作品になる。巻末には作品内で出てきた展示作品の解説がある。これでルーブルに行きたいとは思わないけど、まあ、行ってみたいよねとは思う。2016/12/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/731365
  • ご注意事項

最近チェックした商品