内容説明
「ここに来い、狂気の館に。お前のいるべき場所によ」犯罪者専門の精神病院『アーカム・アサイラム』で暴動が発生した。ジョーカーの誘いに乗って一人乗りこんだバットマンを待ち受けていたのは、トゥーフェイス、マッドハッターら危険な囚人達だった。彼らと対峙し、悪夢の館を彷徨うバットマンは、いつしか正気と狂気の狭間に陥っていき…。コミック業界を戦慄させた衝撃の問題作が完全版で登場。著者グラント・モリソンによるフルスクリプト&ラフスケッチを完全収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
66
実写やブラシを使い描かれたバットマンとジョーカー達の一晩だけの激戦を描いた幻想文学のコミック。劇中の心理描写が細やかで絵的に不快な人もいるかもしれませんが作品としての完成度は極めて高い。初版や改訂版など発刊数が多いので混乱しますがここでは完全版を評価しました。面白かったですね。2021/11/05
リチャード
4
アメコミとマンガは似て非なるものだということを見せつけてくれた作品。 一読しただけでは正直「何かよく分かんねぇけど、スゲぇことは分かった」状態なので、何がすごいかを理解するためにも何度も読み返したいです。それにしても、この狂ったアートは見るだけで不安になると同時に奇妙に幸せな気分になりますね。2013/04/28
イコ
3
絵のレベルが絵画レベルで圧倒的、それプラス精神病院アーカム・アサイラムを狂気の面で掘り下げてしまった問題作である。バットマンシリーズの底流にある狂気を扱った点て、その後の作品にかなり影響を与えてそうだ。オチも好き。2020/08/11
いきもの
3
こ、こりゃあ、すげぇ。度肝抜かれた。狂気の表現がガツンとくるし、表現も隠喩的で暗示的ですらある。まさしくグラフィックノベル。2011/11/19
ベック
2
これ、あんまりだった。合わなかった。2023/03/10
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