内容説明
「カイゼン」「ジャスト・イン・タイム」で世界を席巻する「トヨティズム」とはなにか。われわれの生活をグローバル規模で編成・支配しつつあるトヨタ方式の実態を文化研究のフィールドから解明するとともに、地域社会にヘゲモニーを確立することで栄える日本型ネオリベラリズムに対抗する途を提示する。
目次
はじめに カルチュラル・スタディーズからトヨティズムを考える意味について
１ トヨティズムの労働空間
２ トヨティズムの生活圏
３ 労働の変容／労働者の変容
４ 市民による文化ムーヴメント
むすび 名古屋発カルチュラル・スタディーズ―トヨティズムを生きるということ
著者等紹介
鶴本花織［ツルモトカオリ］
名古屋外国語大学現代国際学部
西山哲郎［ニシヤマテツオ］
中京大学現代社会学部
松宮朝［マツミヤアシタ］
愛知県立大学文学部（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カスタムさん
0
外国人労働者の話が多い。地域社会に組み入れるためのレトリック研究はけっこう面白かった。2016/04/29
