内容説明
「ゴッフマンの著作は自伝である」という大胆な仮説のもとに著作を精緻に解読し、数多くの師友に会い、ゴッフマンの学問的ハビトゥスの形成過程を鮮やかに解明した最良の入門書。
目次
アーヴィング・ゴッフマン―若き社会学者の肖像(トロント大学卒業まで;シカゴ大学社会学部;シェトランド諸島;ゴッフマン社会学の誕生)
アーヴィング・ゴッフマンと語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HolySen
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ゴッフマンに対するエスノグラフィという感じで、ゴッフマンの生育史を追うことで、ゴッフマン思想の背景を追っている。とりわけ、ゴッフマンはシンボリック相互作用論の延長線上にあると語られがちだが、ゴッフマン自身否定しているし、そうでない部分に強調点があった。フランス人のヴァンカン教授はブルデューのハビトゥス概念を用いつつ、ゴッフマンの階層へのこだわりや、表出的行動や儀礼行為とオーダーの関係なども見出している。石黒さんの解説も親切なのはありがたいし、ゴッフマンの人柄が面白いので読みものとしても楽しめた。2015/05/28
山田
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流し読みだけど、無知を痛感しますね。2014/05/02