内容説明
小柄な体躯ながら、阪神タイガースに入団以来5年連続盗塁王、ゴールデングラブ賞6回受賞と大活躍した赤星憲広。本書は、学生時代、JR東日本時代、そして阪神時代のプレー経験に基づき、それぞれの局面でどういうことを感じとりながら組織への貢献や自分自身の成果へと繋げていったのか、また「チャンス」を逃さない秘訣とは何かなど、具体例を交えながらわかりやすく述べている。きちんとした結果を出すためのヒントが詰まった、すべてのビジネスパーソン必読の一冊。
目次
第1章 まず、自分を変える
第2章 「準備」がチャンスを引き寄せる
第3章 「観察」で臨戦態勢を整える
第4章 チャンスがきたら迷わず動く
第5章 リーダーシップを身につける
第6章 改革に駆け引きなし
著者等紹介
赤星憲広[アカホシノリヒロ]
元阪神タイガース選手。現野球解説者。1976年4月10日生まれ。愛知県刈谷市出身。大府高校、亜細亜大学、JR東日本を経て、2000年秋のドラフト4位で阪神タイガースに入団。1年目の01年に盗塁王と新人王を獲得。以後、セ・リーグ新記録となる5年連続盗塁王を獲得し、プロ通算381盗塁を記録した(阪神の球団最多記録)。また、現役9年間でゴールデンクラブ賞を6回受賞、ベストナインに2回選出され、07年には球団最速となる1000本安打も記録した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
37
指導者として必要な人材と思える。福本を師とし、ノムさんの教え、岡田、星野の指導を糧として指導者の道を着実に進めている様に感じる。苦労をした人物では無いと指導者として物足りなく、そこに名選手、名監督ならずと言われる。後は野球頭脳を身につけていけば、監督の器。ノムさん流に言うなら外野手は難しい?ただ赤星氏にはその例外をノムさんに認めさせて欲しい。その期待を抱かせる資質を感じる。現実的には優秀無いとヘッドコーチを招聘する方法もあるが、誰をというのが問題だが、融和を取れる彼なら首脳陣のチームワークを期待したい2017/10/23
まつじん
25
たまにはこういう自己啓発風の自慢話を聞くのもいいねぇ~赤星さんが指導者として球界に戻る日をじっくり待ちますわ。2012/12/01
来訪者
8
元プロ野球選手赤星氏の著書。金本氏の影に若干隠れがちですが、この人も阪神の文化を変えた一人。「新庄さんの穴は僕が埋めます」これ聞いた当時は阪神のルーキーにしては珍しいタイプが入ってきたな~程度しか思いませんでしたがこれだけの準備をしたからある意味活躍は必然だったのかもしれませんね。2013/02/02
のり
6
成功者の自信は多分積み重ねた失敗で成り立っている。プラスの言葉を話す。マイナス思考は、秘めていると加速していく。練習や仕事は課題を設定する。失敗は宝物。訓練を積み重ねると、感覚で物事ができるようになる。リーダーに大切なのは、人を観ること。指導の本質は信頼関係。選手を知る努力をしないと選手はついてこない。2016/05/07
Nobuko Hashimoto
4
学生の「おすすめの一冊」より。前著はケガによる引退勧告を受けての苦悩を綴った感じだったが、本書は前向き。とても真面目で、とにかく「準備」を怠らない。それが「一瞬の判断力」を培うのだという内容。スポーツ選手以外にも参考になる。文庫版ではサブタイトルが「ビジネスを成功させる~~」になっているが、確かにその方がしっくりくるように思う。2013/09/04