内容説明
80年代以降ドラフト1位の「その後」を完全追跡!呪縛から逃れ日米7球団を渡り歩く流浪の仕事人木田優夫、元ビッグマウスは北海道・東北でスカウトの日々大森剛、逆指名第1号の現在地はサラリーマン三野雄大、崖っぷちに立たされた元高校NO.1左腕辻内崇伸、わずか3年で解雇された悲劇のドラ1村田透など全36選手の野球人生。
目次
「ドラ1」インタビュー(槇原寛己―ミスターが17本のバラでケジメ「あの日、監督を胴上げすると誓いました」;水野雄仁―王監督の「10年プラン」で1位指名「ドラフトはその時代のチームを物語るものなんです」 ほか)
YOMIURI GIANTS DRAFT NO.1 1980‐1989(原辰徳―プレッシャーと愚直に向き合った「等身大のヒーロー」;槇原寛己―長嶋監督の説得で再認識したジャイアンツへの愛情 ほか)
YOMIURI GIANTS DRAFT NO.1 1990‐1999(元木大介―オリックスへの移籍も拒否!最後まで巨人にこだわった「くせ者」;谷口功一―ミスターから将来を嘱望された90年代唯一の高卒ドラ1投手 ほか)
YOMIURI GIANTS DRAFT NO.1 2000~(阿部慎之助―正捕手不在の危機を救った強肩強打のスーパーキャッチャー;真田裕貴―ケガとの戦いに終始した巨人時代、横浜でセットアッパーとして甦る! ほか)
巻末付録 巨人ドラフト指名選手一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
26
巨人ファンではないのに登場する選手の名前を全員知っていました。応援している球団以外ではドラフト1位の名前を全員は知らないと思っていたので、巨人の影響力の大きさをしりました。2023/05/04
スプリント
3
巨人のドラフト1位選手に意外に2000本安打や200勝を達成した選手が少ないことに驚きました。FAやドラフトで素質のある選手が毎年加入してくるのでちょっと不調になると出場機会が激減してしまうせいですかね。2000年代になってからドラフト1位の選手を見限るのが早くなったことが気になりました。2014/02/10
うがり
3
阪神のやつも読んだので巨人のも読んでみました。読んで思ったのは巨人のドラ1って活躍できた選手とできなかった選手との差が激しいなって思いました。原や槙原、最近では内海や坂本と言ったエースや主力として活躍する人もいれば、重圧に耐えられず結果を残せない選手もいる。巨人のドラ1と言う重みは相当なものなのかもしれません。今年選ばれた菅野は一体どうなるのでしょうか。2012/10/25
masa
2
「巨人のドラフト1位」という重みもさることながら、やはり選手層の厚い球団に入るという事は、そもそもチーム内の競争に勝ち抜くことが大きな壁になるということを痛感。そこには実力だけでなく、かなりの運も必要。それを思えば、現在表舞台で活躍している選手はそれだけで「超一流」と言える気がする。2012/11/06
リトル・リン
1
プロに入れるだけでスーパーマンなのです。しかも名門球団の一位指名。なのにそこからがスタート地点という不条理。あまりにも厳しい世界です。2013/11/09
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