内容説明
暴力団関係者が資産情報を集め、不良中国人が個人宅、事務所に押し入る―。全国で発生してきた残虐な強盗殺人事件。陰には個人情報の収集、計画、実行の不気味な分業ネットワークが蠢いていた。犯罪への協力を依頼された情報屋が明かす、“迷宮入り”殺人放火事件の全真相。日中クライムネットワーク、戦慄の実態。第1級の犯罪ノンフィクション。
目次
第1章 情報屋
第2章 魔物が棲む町
第3章 真犯人の供述
第4章 惨劇前夜
第5章 暴力団崩れ
第6章 残留孤児の血脈
第7章 首魁の正体
著者等紹介
李策[リチェク]
1972年、東京にて在日朝鮮人3世として生まれる。現在は韓国籍。大学まで民族教育を受け、朝鮮総連での活動を経てフリーライターに。『別冊宝島』『FRIDAY』『週刊現代』『SPA!』などを足場に、経済事件、在日外国人問題、朝鮮半島問題などをフォローしている。韓国語に堪能で、中朝国境や韓国ウラ社会での取材も得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タマン
1
隣接区なのでこの事件は記憶にあったので本書を手にしたがあまりクリアになった感はない2015/08/13
senyora
1
内容が込み入っているのでよく理解できたとは言えない。中国残留孤児帰国のニュースはよく覚えている。筆者は在日朝鮮人3世として生まれた男性。現在は韓国籍とのこと。日本と中国と韓国、お隣同士で難しい状況を抱えている。それが犯罪につながってるのかな。悪い方向にいかないよう切に思う。2014/01/27
ひとまろ
1
この事件はうっすらと記憶の隅にあったぐらいであったが これを読んでから記憶が鮮明になった。 しかもこれを読んだらその事件の前後、裏で何が行われて いたのかが解る。 結局、情報に群がって犯罪ドリームチームを結成するようである。 まるでオーシャンズ・イレブンやなぁ~ 2012/12/24