内容説明
ヘアスタイリスト日本一を決める全日本美容技術選手権大会。優勝最有力とされていた、美容室「シルキー」の乙矢恵吾が突然、棄権してしまう。不可解な行動に疑問を感じた同店アシスタントの日吉朱里は、失踪した乙矢を追う。消息をたどるうちに見えてきた騒動の真相。それは“美”と“愛”の狭間で苦悩する者の、意地とプライドによる賭けだった―。ヘアスタイリストとモデルが織り成す、華麗な美容サスペンス。
著者等紹介
高山聖史[タカヤマキヨシ]
1971年青森県生まれ。國學院大學経済学部卒業。第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞、『当確への布石』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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true10vv
46
買ったのは、ずっと前でした。たまたま散らかった本を整理して、この本を発見。「このミス」の本だったんだ、と思いながら期待して読む。私が普段お世話になっている美容院は、都会でバリバリやっている感じじゃないから違うと思うけど、激戦区でやっていくためには、いろいろと凌ぎを削っていかなきゃいけないんだな、という美容業界の厳しさがわかった。ただ株の話になったり、消えたカリスマ美容師が中盤くらいには姿を現れちゃったりしたので、タイトルから想像していたスタイリッシュさがあまり感じられず……ごめんなさい。2012/12/10
2Tone
3
ちょっと軽めのミステリーですが、この業界の裏も判るので、結構楽しく読めました。美容師とそのアシスタントの関係もあるし、オーナーとの関係もあって、かなりシビアな世界なのかも知れない。そんな中で、美容師のコンテストで突然棄権してしまうところから始まる。残されたアシスタントも次に来た、美容師の元で励むのではあるが、突然、棄権し、いなくなってしまった理由を求めて、真相を探って行く。主人公の朱里と先輩の璃央の個性もあって、まだアシスタントだが、描写も良かった。2016/01/14
リュー
0
美容師の裏方話には興味を持てたが専門的描写多すぎ。本格ミステリーとは程遠い。ラノベ的さわやか青春モノ;; ★2.52015/11/11
りらっくま。
0
10代向けかな。サスペンスというジャンルに疑問。2012/01/01
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0
見習い美容師って厳しいな~。株の信用取引のことも分かってためになる一冊でした。 璃央さんがいい男と巡り会えるといいな。2011/08/03