内容説明
大学で「温泉研究会」に所属する滋人は、趣味の秘湯巡りに精を出す、二十歳。福島県ときわ市の片隅にある、鬼隅温泉唯一の宿・鬼隅旅館を訪れるが、年に一度の祭事と重なり、部屋が取れずに困り果ててしまう。見かねた宿側の取り計らいで、相部屋になったのはなんと、長い髪を束ねた美しい女性…！？（「男の子女の子」／館淳一）。短編の名手・館淳一の書き下ろしを含む、６つの濃厚短編。
著者等紹介
藍川京［アイカワキョウ］
熊本県出身。福岡女子高校卒業後、現代文芸研究所の田端信氏に小説の指導を受ける。１９８９年、作家デビュー。つつしみ深い女性描写に定評があり、男性ファンのみならず多くの女性ファンも魅了する。女流官能の第一人者
草凪優［クサナギユウ］
１９６７年、東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。シナリオライターを経て、２００４年双葉文庫より作家デビュー。様々な受賞作品を執筆し、今最も注目される作家の一人
小玉二三［コダマフミ］
東京都出身。２００８年デビュー。以来、小説誌に短編を発表。０９年には初の書き下ろし長編を発表、また、短編集の発売などもあり、一気にブレイク。今最も期待される新人女流作家である
橘真児［タチバナシンジ］
新潟県出身。中学教員をしながら平成８年に作家デビュー。後、平成１５年に専業作家となる。学園モノから農村モノまで、様々な官能小説を発表している
館淳一［タテジュンイチ］
１９４３年、北海道生まれ。日大芸術学部放送学科卒業。芸能記者、別荘管理人、土木作業員、フリー編集者、週刊誌アンカーマンを経て、１９７５年デビュー。爽快感のあるスピーディな文体、現実味のあるストーリーの組み立ては、後継者に多くの影響を与えた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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