宝島社文庫
虐待児童お助け人Dr.パンダが行く!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796680455
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

心理カウンセラー我妻は、「顔が凶悪すぎる児童カウンセラー」として、子どもたちの間で評判。アシスタントの隼人は、流行りのオレオレ詐欺をやってみたけど頭が悪すぎて即逮捕された過去を持つおバカキャラ(だけど子どもにはなぜか大人気)。シツケとの境目が難しく法的手段ではどうにもならない児童虐待を前に、ダメダメコンビは非合法な手段も厭わず対抗する―。ノンストップ世直しノベル。

著者等紹介

上村佑[ウエムラユウ]
1956年生まれ。國學院大學文学部中退。コピーライター、ゲーム制作、キャリア・コンサルタント等を経て、2006年に『守護天使』で第2回日本ラブストーリー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

52
何をやってもモノにならず犯罪に手を染めたものの、即逮捕された過去を持つ隼人。しかし出所後ひょんなことから心理カウンセラーの我妻のところで働くことになりましたが・・。サラリと読めました。 事件の真相は途中で予想できたので特に驚きはしませんでしたが、この一冊で終わるにはもったいない設定だなと思いました。「しつけなら人前でも同じことを堂々とやれ」という言葉には賛成です。★★★2012/10/07

みすまりも

19
相変わらずの上村節だが、今回はテーマが重かっただけに軽い文体に救われた気分。いつもほどふざけすぎてもいず、さらりと読ませてくれました。これ、シリーズにしてもいいのにな。パンダ先生好きだわ。2013/01/28

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

18
顔が凶悪すぎる児童カウンセラーと、逮捕歴のあるおバカな助手が、児童虐待で苦しむ子どもを助けるために奔走するコメディータッチの物語。重くなりがちなテーマを、個性的なキャラクターたちのドタバタ劇にしてさくさく読ませてくれるところは、素直に楽しめる。ただ、現実の合法的な取り組みの努力や限界が十分に描かれておらず、そこに物足りなさも感じる。それ抜きに非合法の解決手段を書くならば、深刻な現実があるのにそれを単なるフィクションにしてしまわないだろうか。面白かっただけに、もう一歩掘り下げてほしかった思いが残る。2012/02/25

薫子

16
児童虐待という重いテーマを扱っているが、文体は軽く読み口もあっさり風味。ドラマ化とかしても面白いかなぁ。でも非合法なこと満載だから難しいか!?JGGが気になりすぎる。ある特定の職業はほとんど動いて、それが数万人てどんだけ大規模よw2013/02/14

にゃむこ@読メ13年生

14
児童虐待を扱う内容だが、重苦しさはなく軽いタッチで読み進められるのは上村ワールド故か。躾と虐待の線引きは難しいが、同じこと(ex.子どもを叩く)でも「人前で堂々とできるのが躾、隠れてするのは虐待」と一つの考え方を明示してみせた。虐待を繰り返す親もまた、自身が虐待されていた過去を持つ場合が多く、虐待は連鎖する、というのは悲しいが事実のようだ。色々と考えさせられる。2013/10/10

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