内容説明
村木事件は氷山の一角「狂った検察」の実態!「正義感」=なし!「法の精神」=なし!「道徳心」=なし!元・裁判官が明かす検事の「証拠隠し」!衝撃の「捏造」事件で日本の裁判は崩壊寸前。
目次
第1章 史上最悪の司法スキャンダル
第2章 「改竄」はこう行なわれた
第3章 法の精神から離れた捜査現場
第4章 朽ち果てた検察組織
第5章 刑事裁判への悪影響
第6章 再出発のための着眼点
著者等紹介
井上薫[イノウエカオル]
昭和29年東京都に生まれる。昭和53年東京大学理学部化学科卒業。昭和55年東京大学理学系研究科化学専門課程修士課程修了。昭和61年判事補任官。平成8年判事任官。平成18年判事退官。平成19年弁護士登録(東京弁護士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dommy
0
これはだめだった!記憶に残るくらいだめだった! 文章が下手、論点ずれがち、著者の中での常識が「普通」だとの思い込みが酷い視野の狭さ、想像力のなさ目立ちまくって、なんの話だっけ?となったことを覚えている。
ひまぐろ
0
まあこんなもんかな。問題点を1検事の不正ではなく組織の問題と捉えるのは正しいと思うけど、やっきになって裁判所を非難しているところは違う気がする。裁判所にも全く責任なしとは言わないけど、中立性が大事なんだから「暴走しそう」を止めるのは難しいでしょ。むしろ弁護士が検事に対抗する力をつけないといけないんじゃないの? それと、有罪=検事の勝利なんて見方のせいで有罪証拠の捏造や無罪証拠の隠匿が起こるんだと思う。裁判所への判断材料の提供の多さ=検事の価値になれば良いのでは。具体的な方法は分からないけど。2013/10/28
のりねえ
0
井上薫さんがおっしゃるんだから、間違いないでしょう。特捜検察に好き勝手されたら、あなたの人権さえも脅かされますね。2011/05/09
ジン
0
書いてることは至極もっともで大切なことです。ただ同じ内容の繰り返しが多く、著者がテレビ番組で発言している内容とほぼ等量にみえ少々残念です。まあ、検察だけでなく裁判官や報道関係者、果てには国民意識の問題にまで言及している点は良いと思います。2011/01/07
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
平成22年の大阪地検のFDデータ改ざん事件。 相当頭に来ているのは分かるんだけど、内容がかなり重複していて、あれ?これ前のほうでも読んだな…と(苦笑) それほどお怒りなんだ、ということで。 2018/07/17