内容説明
ふとしたことから同居生活を送ることになった美央と陸。つかず離れずの間柄を五年間も続けてきたふたりだったが、あるとき、美央が陸に“生贄(いけにえ)彼氏”になってほしいと頼んだことから、その関係に少しずつ変化が訪れ始める…。第5回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作。
著者等紹介
宇木聡史[ウキサトシ]
1983年、大阪府生まれ。関西大学卒業後、ロンドンに1年間の語学留学。帰国後、スポーツ新聞社のアルバイトを経て、再びロンドンへ。帰国後の現在は、非常勤講師として英語塾に勤めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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❁かな❁
144
第5回日本ラブストーリー大賞受賞作。久々にめちゃくちゃ泣いてしまいました(இдஇ; )すごく良かったです*今まで付き合ってきた彼氏全てに浮気をされて別れてきた美央と優しい草食男子の陸。2人は男女の恋愛感情なしでルームメイトとなり5年経ち…。陸がとても素敵な人で、女子の理想を叶えてくれるような存在でした♡美央と陸のやり取りにキュンキュンしたり、美央に早く自分の気持ちに気付いてほしくてモヤモヤしたり、いろんな気持ちになりながら読みました!陸がめっちゃいいです♪6章から切な過ぎて号泣でした(/ _ ; )2015/04/18
ゆめ
54
ラブストーリー大賞を取っただけのことはありました。あまり手にしない分野でしたが とても楽しくサラサラと読むことができました。たまには軽いタッチのこのような本を読んでみるのもいい感じです。脳が若返った 笑笑2018/04/17
カピバラ
27
ハッピーエンドではない、幸せな恋の話をはじめて読んだ気がする。陸みたいな旦那さんだったら、女性はみんな幸せだろうな…。大事なものは失ってから気付く。2014/02/27
ち~
20
お互いに恋愛感情はなく、ただのルームメイトとして同居を始めて5年が経った美央と陸は、美央の「運命の人」を見つけるため、形だけの恋人となった。自己中心的な美央が最初から最後まで好きになれなかった。それに対し、常に相手の事を考えて行動する誠実で優しい陸。陸が最後にどんな行動に出るか楽しみに読んでいたのですが…こうきたか!割とあるパターンですが、残念ながら個人的には好きではないラストでモヤモヤ。現実的にはこの2人のような関係を築くのは難しいでしょうが、もし、こんなルームシェアができたら、毎日が幸せだろうな〜2016/01/09
爽
20
自分のことを素直に見つめるのは難しい。認めたくても認めることのできないものや、自分の思いをそのまま真っ直ぐに伝えられないときはたくさんある。それは決して捻くれているわけではなくて、ただ自分の気持ちに蓋をしてしまっているだけ。素直になれば味わうことのなかった悲しみは、深く心を蝕んでゆく。失ってから気づく大切なもの。いるときには知らなかった、その人の愛しさ。すべてがもう手遅れで、後戻りは決してできない。2010/10/15
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