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宝島sugoi文庫
シルミド―「実尾島事件」の真実

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796673266
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0195

内容説明

事件は1971年の夏に起きた。朝鮮半島の西側、黄海上にある孤島シルミド(実尾島)。そこで3年もの間訓練を受けていた韓国空軍の秘密部隊が、突然教官や警備兵を射殺し、島を脱出してソウルへと攻めあがったのだ。部隊はバスジャックと銃撃を繰り返してソウル市内に入ったが、軍と警察の阻止にあい、激しい銃撃戦の末、自爆した。映画の大ヒットでようやく知られるようになった韓国現代史上の大事件を、著者は克明な現地取材で追いかけてゆく。文庫化に際し、最新資料を追加した決定版。

目次

第1章 「実尾島事件」―ソウルを震撼させた日
第2章 一二四部隊を凌駕せよ
第3章 遺棄された存在
第4章 絶望の末に
第5章 北派工作員
実尾島事件真相調査報告書の「結論」
関連年表

著者等紹介

城内康伸[シロウチヤスノブ]
1962年、京都市生まれ。早稲田大学法学部卒。1987年中日新聞社入社。東京新聞(中日新聞東京本社)社会部で警視庁記者クラブ捜査二課担当。93年から96年までソウル特派員、2000年11月より2003年10月までソウル特派員、ソウル支局長。2003年11月より東京新聞社会部デスク、北京特派員を経て、現在外報部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うたまる

0
「実尾島(シルミド)がおかしい。訓練が過酷なうえに、補食や処遇がひどく、何か起こりそうだ」……1971年ソウルで発生したシルミド事件を描くノンフィクション。記録的ヒットとなった映画『シルミド』では、隊員も教官も愛国者というコリアン好みの美談仕立て。しかし実態は真逆だった。素行不良者、粗暴犯、レイプ魔といったクズ隊員に、詐欺的勧誘、虐待的訓練、集団リンチを行う外道教官の組み合わせ。これは暴発しないほうが不思議だ。北朝鮮に対する諜報活動の必要性は認めつつ、あらゆる組織に甲の横暴が蔓延する韓国にうんざりした。2016/03/13

ともあきほ

0
写真がたくさんあって面白い。内容はだいたいわかってきたが、訓練兵がなぜ反乱したのかその理由がしりたい 2004/08/08

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