内容説明
大蔵省ノンキャリア・魚住直也は、奸計にはまって将来を棒に振り、身内も悲惨な運命に襲われる。復讐のインサイダーとなった彼は、情報を得るために女たちを嬲り尽くし、死んだ男になりすまして絶対に安全なシステムを構築したが、証券検査現場で手にした一枚のメモから政・官・財の巨大疑惑を嗅ぎつけ、危険な状況に…。インサイダー取引の具体的手口まで明らかにした元大蔵官僚の異色クライム・ノベル。鮮烈なデビュー作、新装版。
著者等紹介
松島令[マツシマリョウ]
作家。金融・経済評論家。元大蔵官僚。旧大蔵省・国際金融局と財務局にて「プラザ合意」の外為協調介入担当官、証券検査官、経済調査官などを歴任。退官後、2000年12月、金融犯罪小説『証券検査官』で作家デビュー。仙台市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すろー。
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誰が誰だか、いつの話か分からんくなってく・・・2011/08/07
yossi
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-:金持ち描写が思ったより。。。2011/02/06
どりん
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おもしろいけど、犯罪してる。濡れ場必要か?2010/05/24
れじい
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意外と(失礼)面白かった。 直也さん、女に強いとか、女に強いとか、女に強いとか、 まあダークヒーローの定番ではあるけど、 出てくる女性が魅力的だから?引き込まれて行きました。 最後のページが思わせぶりなのは続編あるからでしょうか。 続き探してみようかしら。2021/06/12
toshi
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元大蔵官僚による2000年のデビュー作。大蔵省ノンキャリアの魚住直也の孤独で壮絶な戦いが描かれます。過去に同僚の奸計によって降格された直也は、同僚と大蔵省に復讐を誓い、インサイダー取引によって富を増やして行きます。活躍は爽快で、巨悪に立ち向かう姿にはカタルシスを感じます。続編もあるようなので、今度読んでみたいと思いました。2019/12/08