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宝島sugoi文庫
新装版 洗脳体験 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796672948
  • NDC分類 145
  • Cコード C0195

内容説明

「今の自分を変える」「隠れている潜在能力を引き出す」「無限の可能性を開発する」などとさまざまな謳い文句で新々宗教や怪しげな自己開発セミナーが世を跋扈している。「自己開発セミナー」という、漠然としていてとらえどころのないものの正体はいったい何なのか?著者自ら「自己開発セミナー」に潜入し、そこで何が語られ、何を行ったのか?そこで目撃した「洗脳」の光景とは―。空前絶後の潜入体験記、待望の新装版で再登場。

目次

「自己開発セミナー」潜入体験記(自分自身の心のなかを“旅する”ために;ベーシックセミナー;インタビューとポストセミナー;アドバンスセミナー;元トレーナーとの対話;その後の『洗脳体験』)
誘惑するセミナーあるいは、人はなぜセミナーに「はまる」のか?(「勧誘」はなぜ断れないか?;人はいかに「洗脳」されるか?;エンロールという落とし穴;ドラッグ・ヒッピー・ベトナム;大衆社会の「変わりたい人びと」)

著者等紹介

二澤雅喜[フタザワマサキ]
1957年東京都生まれ。大学中退後、インド・中近東を放浪。現在は民間企業顧問。宗教や演劇などに興味を持っている

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、同先端科学技術研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yapipi

12
1980年代後半、バブルの頃に流行し始めたアメリカ発の自己啓発セミナーへの潜入記です。あるセミナーの内容を詳細に記述・分析しています。実は私も筆者と同じ頃に同じセミナーを受けています。それは言葉では言えない、とても鮮烈な体験でした。その成果をあえて言えば、どんな人でも愛すべき一面を持っていると深く感じたこと、自己の思考・行動パターンを人の目を通して深く知ることが出来たことでしょうか?そのセミナーとは一年ほどで関係が切れましたが、今でも知りあった何人かとSNSで繋がっています。人生前半の一大イベントでした!2025/07/26

晴間あお

2
自己開発セミナーは物語の構造や主人公の変化と似ているのではという予感があった。実際キャンベルを元にした物語論を想起した。というか本書の島田裕巳さんも『映画は父を殺すためにある』で映画は通過儀礼という見方ができると書いている。主人公と同一化、通過儀礼を疑似体験しカタルシスを得る。物語もセミナーと似た効果があるのでは。だが今は物語消費からキャラクター消費に移行した。大きな物語から小さな物語(セミナーの時代)、さらにそれも終わり、つまり成長の物語は消え、変化のないキャラへ。そんな考えが浮かぶ刺激的な本だった。2017/12/02

あさ

2
誰かに貸したまま行方不明になったので、文庫版を購入し、久しぶりの再読。自己開発セミナーの体験記録。好奇心を満足させるとともに、その場に居合わせたら絶対にハマる、と自分を判定。2014/06/13

hayatama

2
体験記自体はあたしの友人で昔はまったのがいたんで、ふぅーんって感じだったけど、島田某はしかし分析ということができないヒトですね。創価学会の本を読んだときと併せてがっかり。2009/07/08

伊藤にる

1
心に病を抱えた人が読むと…、ヤバい。2012/01/16

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