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死者の裏切り

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784796672795
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

日本の法律では、失踪してから七年間が経てば、遺体が発見されなくても死者とみなすことができる―。偶発的に夫を殺してしまった祐子。彼女は遺産を相続するために、愛人・黒沢とともに自宅の地下室に遺体を隠し、蒸発を装う。しかし、義母が雇った探偵が真実に迫ろうとする。祐子たちは探偵の目を欺くため、警察が公開している身元不明者のリストに目をつけて…。祐子は家族や探偵、警察を騙し通し、遺産を手に入れることができるのか。

著者等紹介

桂修司[カツラシュウジ]
1975年生まれ。内科医師、医学博士。第6回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞、『呪眼連鎖』(宝島社)にて2008年12月デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

らなん

14
桂さん2冊目。2009年。不倫の場に突然、資産家の夫が帰宅した。それからの不倫2人による悪事隠しが、怒濤のように続く話だった。親族による財産争いもあった。億といわれるお金があっても、一生嘘や秘密を持って生きていくのは辛くないのだろうかと思ってしまった。威圧感のあり、高額調査費をとる権堂探偵が、いい味出てました。2021/10/21

うさっち

13
浮気しておきながら慰謝料や夫の遺産を欲しがる妻、お金のことしか頭にない義兄など登場人物のほとんどが自分勝手で腹黒い人ばかり。ラストは自業自得だけど哀れでした。探偵のキャラがもう少し目立った方が面白かったと思う。2014/03/03

nyanco

12
う~ん、目新しいものが無いんですよね…。おまけに探偵・権藤に魅力が感じられない。謎めいた愛人・黒沢の存在は目を引き、クライマックスで、ほお!と思うが中盤でその良さが生かし切れていない感じがする。『死者の裏切り』、タイトルとして面白いと思うんです。騙していたと思っていた妻・祐子が実は死んだ夫に裏切られていたという話。そこに絞って描いた方が面白かったのかな?2作目って難しいんだと思います。でもちょっと期待外れで残念でした。2009/11/22

たこやき

9
DNA鑑定やら、民法やらの蘊蓄は色々と書かれているけど、殆どが初歩レベル。登場人物は皆が皆、私利私欲に動く人たちばかりで感情移入しづらく、中途半端な悪党だらけ。そして、機密性抜群の寝袋とかツッコミどころ多数。普通なら、駄作、と言いたくなるところだけど、それを全て併せて、B級作品としての味にしてしまったような印象がある。決して他人にお勧めしたい、とか、そういう作品とは言い難いのだけど、何か憎めない作品という感想を持った。2010/01/16

ハルト

8
おもしろくないわけではないんだけれど、なんとなく後味の悪さの残る読後感。ほとんどの登場人物たちが、結局は私利私欲でしか行動をしていないところが、この小説の味でもあり、すっきりとしない部分でもあるのかなと思った。でも夫の行為は中途半端に卑劣だよなあと、心情的にしっくりこなくてもやもやする。探偵も、なんだかなう〜ん。2009/12/12

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