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宝島社文庫
林檎と蛇のゲーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796672481
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

事故で母を亡くし、父と二人暮らしの珠恵。ある日出張が決まった父が、娘の面倒をみてもらおうと水野という女性を連れてきたが、珠恵は「父親の恋人かもしれない」という勘繰りから、うまく打ち解けることができない。ところが愛猫の失踪事件が発端で、珠恵は殺人事件に巻き込まれてしまう。さらに父の寝室から一億円を発見。その隠し金を抱え、水野と逃亡しなければならない事態に陥る…。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。

著者等紹介

森川楓子[モリカワフウコ]
1966年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ジュニア小説家として25歳でデビュー。別名義でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

70
読んでいる人は少ないが、読後は「面白かったぁ~」と呟いていた一冊でした。多少、ぶっ飛んだ設定かもしれないけど、そんなことは関係なく没頭して読み進めることができました。孤独と寂しさから救ってくれた人から託された危ない一億円が人の人生を変えてしまうけど、そのお金を守り続けた男とその娘が二世代に渡って様々なアクシデントに出会いながら生きていく話なんですが、人間って欲望に打ち勝つことができる存在なんだという根本的な事を改めて知らされたような思いもしましたね。そして、冷酷なヤクザさんに好感を持った作品でしたね。2016/02/22

とも

32
★★★☆力作である。もともとはラノベ作家として別のペンネームでは多くの作品を残しているも、当作家名では始めて作品で初読となる。ラノベということで対して期待はしていなかったが、内容も勿論 不思議な題名も上手く練られている。今後の作品に更なる期待。2014/10/26

ダグラスまま

9
尊敬する、大好きなお父さんが一億円を隠し持っているのを知って…というところから話が始まる。ヤクザ、街中から嫌われるお母さん、ヨット所有のお嬢様などなど。ザ、エンタメ小説といった感じで楽しめました。親の過去って、知りたいような知りたくないような…特に恋愛の話なんかは。ひょんなことから殺人未遂の嫌疑がかけられた女の子が、過去を紐解いていくさまが描かれます。一億円で人生狂わされた人たち。一戸建てがふたつ、やっと買えるくらいのお金なのにね。金の亡者たちが酷い最期を遂げる様は痛快です。なかなか面白かった。2017/02/08

ga-ko

6
最後の最後まで結末が見えずに、気になって一気に読んでしまった。水野さんの存在。怪しいと思っていたけど、経緯がわかればパパが信頼できるのもわかる。最後までパパはいい人だった。2022/07/30

rin

5
★★★★★…ミルクにまつわる事件はホントに痛々しくて、悲しかった。藤枝の最低さばかりが目についてしまったけど、ストーリーは良かった。お父さんとお母さん、水野さんをめぐる過去もありえないとは思いつつ、先が気になってページを捲る手が止まらなかった。それぞれが少しずつ罪を被ることにはなってしまったけど、一応ハッピーエンドだと思う。面白かった!!2011/03/06

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