内容説明
最も過激なアダルトビデオ、企画AV。映像よりさらに衝撃的な女優たちの生と性。
目次
01 ホームレス女―結城杏奈
02 ひきこもり女―北条舞
03 オタク女―木下いつき
04 普通の女―飛鳥みどり
05 公務員だった女―星野瑠海
06 被害妄想の女―本島純子
07 嘘つき女―今井はるか
08 トップだった女―斎藤つかさ
09 分裂する女―ひなこ
10 田舎者女―朝倉まりあ
著者等紹介
中村淳彦[ナカムラアツヒコ]
1972年、東京都目黒区生まれ。専修大学経済学部卒業。アダルト系編集プロダクションを経て、フリーライターとなる。週刊誌からサブカル誌、マニア系エロ本まで、数多くの雑誌に執筆している。02年、AV女優たちの衝撃的な生と性を記録した『名前のない女たち』が話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まいこ
9
ここに出てくる女性たちはみんな、内面を語るのがうまいなあ。もっとも、セックスするところを売っているくらいだから、内面を見せるのくらいはお手の物なのかも。どうストーリーを盛ったら読者が喜ぶかも計算してそうだ。一ヶ月で50キロ減量してメンタルを病んだ「ひなこ」の語りに圧倒されたのは、きっと著者も同じだと思う。これだけ自分を分析的に語れる「ひなこ」の復讐小説を期待してしまう。2015/04/28
つかさちゃん
2
シリーズを通読すると、書き手の意識の変化が一番面白いのではないか、と思うようになる。書き方の変化。何を書くべきなのか、という苦悩が。2010/12/09