内容説明
日本のプロ野球界において、これほど孤高にして凛たる野球人生があっただろうか。両足のアキレス腱を手術しながら、なお理想の打撃を追い求め続けた広島東洋カープの前田智徳。そんな彼がついに2007年9月1日、2000本安打を達成。前田智徳がはじめてカープの日南キャンプに参加してから、実に6416日目のことだ。その感動とともに、天才打者・前田の野球人生から「スポーツの美学」の原点を探る。
目次
日本で最も美しい打者
悪夢。そしてどん底から這い上がる
前田は誤解されている
道を究める―勝負師
巧打者の系譜
ついにそのシーズンがやってきた
長い道のり
広島が赤く染まった日
サムライを育むチーム
なぜブラウン監督はベースを投げたのか
原点の甲子園
前田流の生き方
著者等紹介
迫勝則[サコカツノリ]
1946年広島生まれ。山口大学経済学部卒。2001年マツダ(株)退社。現在、広島国際学院大学現代社会学部長(教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きいろ
21
著者が前田さんのこと、すんごく好きなのね!ってのが伝わってくる。前田さんインタビューとかあれば もっと嬉しかったなぁ。カープ愛感じたし、楽しく読めた。2018/03/14
ひらけん
16
プロ野球選手で一番好きな選手は津田投手やけど、一番好きな打者が前田選手でした。周りからは孤高の天才だとかプロ野球の宮本武蔵だとか言われてるけど、俺からしたら努力の天才でした。1本のヒットを打つ為に、1本のホームランを打つ為に血の滲むような努力を積み重ねたからこそ、誰もが認める天才打者になったに違いない。ホームランを打っても自分が納得しないバッティングだとニコリともしない、無愛想な一面にこれぞプロって、見ていて男からしても惚れました。ちなみに、カープの応援に行く時は必ず前田選手の背番号1を着て行きます。2017/08/25
カープ坊や
14
前田様の引退発表を受けて 1年振りの再読 前田様監督での復活に期待してます。 2013/09/28
よっしー
11
★3 ケガをしなければ・・・なんて思うが、それでも2000本安打。本当に絵になる選手で魅力的だった。2016/06/25
たーくん
7
再読→→→日本のプロ野球界において、これほど孤高にして凛たる野球人生があっただろうか。両足のアキレス腱を手術しながら、なお理想の打撃を追い求め続けた広島東洋カープの前田智徳。そんな彼がついに2007年9月1日、2000本安打を達成。前田智徳がはじめてカープの日南キャンプに参加してから、実に6416日目のことだ。その感動とともに、天才打者・前田の野球人生から「スポーツの美学」の原点を探る。 2019/11/09