宝島社文庫
チーム・バチスタの栄光〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784796661638
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東城大学医学部付属病院で発生した連続術中死の原因を探るため、スタッフに聞き取り調査を行なっていた万年講師の田口。行き詰まりかけた調査は、高階病院長の差配でやってきた厚生労働省の変人役人・白鳥により、思わぬ展開をみせる。とんでもない行動で現場をかき回す白鳥だったが、人々の見えなかった一面が次第に明らかになり始め…。医療小説の新たな可能性を切り拓いた傑作。

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年生まれ、千葉県出身。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『チーム・バチスタの栄光』(宝島社文庫)にて2006年デビュー。現在、勤務医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

265
下巻は厚労省のロジカル・モンスター、白鳥が登場。彼は術中死が医療ミスではなく事件だと予想する。白鳥の聞き取り調査は何を明らかにしたのか?再読でも緊迫感は十分。白鳥の不在時に緊急手術。Ai(死亡時画像診断)でついに真相が明らかに!現役医師が描くということでのリアルさ。医療の問題点、そして何より白鳥のキャラクターが人気の源。日本人の多くは議論を避ける。相手を怒らせてでも手がかりをつかむ手法は学ぶ点が大きい。性格は大いに問題あるけど(笑)。さらに、問題が一つではないという点が作品を複雑化している。2018/12/18

とら

251
上巻を読んで大分経ってからの下巻だったけれど、上巻と下巻で雰囲気大分変わってたので問題無かったです。...そう、それはもちろん白鳥のせい!あきらかに和を乱してるw何故だろう、第一印象、奥田英朗さんの「伊良部シリーズ」の伊良部先生を思い浮かべたのはw専門用語ばかりだったけど、納得出来る謎で良かった。みんな言ってるように、この本ってキャラクターが良いと思う。個性しかない奴らばかり!でもラストはすべてが終わって落ち着いて温かい雰囲気が流れて安心した。医療の現場の光と闇を見せつけられた傑作。続編も読みたいです!2012/10/07

射手座の天使あきちゃん

218
人物のキャラだけでも笑える、医学知識が無いと損かも・・・2008/08/20

たー

216
田口と白鳥のかけあい(?)が面白い。ただ、田口は読んでいる側からしてもちょっと鈍いですが…(そういうキャラ設定なんでしょうが)2010/08/08

absinthe

211
面白い。強烈な個性の厚生省役人が登場。主人公はワトソンで、口の悪いホームズを助ける話だった。失礼なことを言って殴られるという恐ろしいまでに体当たりな技を披露する。それはすべて演技であり、相手の反応を冷静に観察していたのだった。事件には複数絡み合い、結局明かされない謎も残ってしまうが。とにかく息をつかせぬスピード感と迫力だった。 2021/03/07

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