内容説明
太平洋戦争の末期において、アメリカ軍の死傷者が日本軍のそれを数で上回ったのは硫黄島の戦いだけである。「五日で攻略する」と豪語し、圧倒的な火力と兵力で押し寄せたアメリカ軍に対し、兵団長栗林中将以下2万強の日本軍は、いったいどんな作戦で迎え撃ったのか?そしてまた、日本軍史上初めて、本当に兵の最先頭に立って敵に突っ込んで行った栗林忠道とは、どんな男だったのか。
目次
第1章 栗林忠道 人と歴史(知られざる栗林(1)若き日の忠道 不遇が鍛えた強靭な意志
知られざる栗林(2)アメリカ留学時代 派閥抗争に与せず ほか)
第2章 死闘!硫黄島(検証Part1 日米開戦、そして硫黄島まで;検証Part2 日米両軍にとって硫黄島とは何だったのか ほか)
第3章 米国の硫黄島(米軍にとっての硫黄島 システム化された戦い;硫黄島を戦ったアメリカ指揮官(1)チェスター・ニミッツ ほか)
第4章 硫黄島の兵士たち(硫黄島に散った将校たち(1)市丸利之助
硫黄島に散った将校たち(2)千田貞季 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinichi Oota
3
映画では観たことがあったので、本の方も読んでみました。 日本人であれば知っておかねばならない人物と感じました。2015/06/05
とももん
1
恥ずかしながら栗林中尉のことあまり知らなかった。今の時代のありがたさが、ほんとに身に沁みる。壮絶な戦い。2024/06/13
ありあり
0
硫黄がどれだけ辛いのかわかった。兵士たちの行動や思いが胸に染みて泣けてくる。この戦いを消して忘れてはならない。この戦争のおかげで日本は戦争をやめた。2014/08/07
Makoto Ohnohara
0
かっこよすぎる。「且つ教え、且つ戦う」。いろんなものが詰まっている言葉だと感じた。2013/06/20