内容説明
「本当のやさしさ」をみんな知らずに生きている―。お釈迦さまの教えを守る初期仏教の長老が幸せに生きる方法を語ります。
目次
やさしさについて誰も知らない
やさしくない世界
本当のやさしさ
エゴの治療法
一切生命の幸福のために
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ][Sumanasara,Alubomulle]
1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニア大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、80年に国費留学生として来日。駒澤大学博士課程で道元の思想を研究。05年、スリランカ上座仏教シャム派総本山アスギリヤ大寺にて日本大サンガ主任長老に任命される。06年、国内3カ所に戒壇を設立。現在は、日本テーラワーダ仏教協会の長老として伝道と瞑想指導に従事している。NHKテレビ『こころの時代』出演のほか、朝日カルチャーセンター講師としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
153
初期仏教長老の言葉。…私たちは、やさしいことはいいことだと信じています。ではどんなときに、この人はやさしいと思うのでしょう。相手が好む態度を取ったかどうかです。自分のやさしさを押し付けてはいけません。…やさしくされたいからとやさしくしてもいけません。求めすぎていませんか。…自然体でいることが本当のやさしさなのです。自我のない、空気のごとく水のごとく、私がない状態でいること。…読んでいて苦しくなりました。拘りを少しでも持たずに生きられれば楽ですが、理想と現実の狭間で葛藤しながら、皆は必死に生きているのです。2021/09/27
テツ
25
仏道的な視線で読み解く「優しさ」 他者へ優しくする理由、好きな人に優しくする理由。自分がそれを望んでいるから。それをすることがきもちいいから。それだけなんだよな。美しく錯覚されがちだけど優しさってエゴの塊であること。まずは誤魔化さずにそれをしっかりと認識すること。その行為をさせてくれている時点で自分に喜びを与えてくれているのだからそれ以上の見返りなど決して期待しないこと。無理をせず恩着せがましくないように出会う人たちに優しくしたい。それは結局自分自身の喜びに直結しているんだから。2018/12/07
タルシル📖ヨムノスキー
19
仏教の視点から〝優しさ〟とは何かを解説した本。この中では「相手に優しくするのは、自分がその人に優しくしてほしいから」と説いている。なるほどと思うのだが、なんだか身も蓋もないような気もする。とにかくエゴを捨て、もっと広い視野で物事を考えることが大切なようだが、それができないのが凡人の悲しいところ。あっ、それが簡単にできたら、この本手にとってないか。あと一つ心に残ったのは〝優しさ〟のような定義が曖昧な言葉には気をつけろということ。〝思いやり〟とかもそうだが、なんとなく都合よく解釈されて、乱発されてる気がする。2019/07/26
魚京童!
19
生きとし生けるものが幸せでありますように。2014/08/09
Yukicks
19
「やさしさ」というものに疑問を持ったことのない人が思う「やさしさ」はエゴの裏返しである。自分のエゴに合う人をやさしい、エゴに合わない人をさやしくないとする、都合のいいもの。 本来の「やさしさ」とは生命の法則を理解すること、その生命の"繋がりのネットワーク"を肯定し、自然に行動すること。。。 生命はネットワークに「生かされてる」ではなくただ「成り立って」いる。2013/05/19
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