内容説明
チビ、デブ、ハゲ…世の不幸を全て背負ったような中年オヤジ・須賀啓一(いつもティアドロップのグラサン)は、齢50にして初恋をした。相手は、通勤電車でみかけた美しい女子高生。ブログへの悪質な書き込みから、女子高生が拉致される。美少女を陰ながら見守る『守護天使』になることを誓った啓一は、チンピラオヤジ、美少年ヒッキーとチームを組み美少女の救出に向かう。選考委員を圧倒させたノンストップ爆笑ラブストーリー。第2回日本ラブストーリー大賞大賞受賞作。
著者等紹介
上村佑[ウエムラユウ]
1956年(昭和31年)生まれ。東京都出身。東京都在住。国学院大学文学部中退。コピーライター、ゲーム制作、キャリアコンサルタントとして活躍。2006年12月、『守護天使』で第2回日本ラブストーリー大賞を受賞。初作品、初応募で受賞となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
82
あっという間に読み終えて後には何も残らなかった、アゲイン。いや、文庫より装丁画が素敵だということを知れたのは良かった。2017/11/16
そのぼん
61
冴えない中年男が電車の中で出会った少女に淡い恋心を抱き・・・。そのまま純愛系でいくのかと思いましたが、ネットの中での出来事が少女にとんでもない災難をもたらしました。小汚ないおじさんが最後には憎めなくなりました。2012/12/25
七色一味
40
読破。みっともなくてかっこ悪くて目も当てられない中年の太ったおっさんが、通勤電車の中で見かけたお嬢様高校生に一目惚れ。ネット上では、彼女が開設したブログが仕掛け人によって炎上。更には彼女の拉致監禁事件まで発生する。彼女の守護天使を自らを持って任じる中年おっさんは、引きこもラーの少年とヤクザの友人を味方に、これまたみっともない獅子奮迅の活躍を見せる。これが第2回日本ラブストーリー大賞受賞作ですが、どこがラブストーリーなのかという書評を浴びつつも、全会一致での受賞という──。まぁ、確かに中年おっさんと(続く)2011/11/03
みんと
37
こんなラブストーリーもありだなと思える、冴えないオジサンの純情な恋が良かった。 でも、鬼嫁の勝子の啓一への愛も相当なものである。 思わずホロッときてしまった。 読みながらついつい声を出して笑ってしまう程、面白かった。 登場人物ひとりひとりのキャラが濃く、頭の中で人物像を思い描きながら読むのも楽しい。2013/07/13
ゆみねこ
32
面白かった。さえない50男が通勤電車の中で見かけた美しい女子高生に恋をして、彼女を守るために大活躍する。とはいえ気弱で金も無い恐妻家の主人公、やることなすことが間が抜けていて笑える。勝子さん、怖いだけの奥さんじゃなかったね~。良い味出してた。2011/12/08
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