内容説明
窃盗・暴行・殺人・覚せい剤・売春・ストーカー・公務執行妨害…おめかしをして裁判所に現れては、パンチのきいた事件を傍聴し、霞ヶ関駅構内のアートコーヒーで恋バナ…そんな浮ついた女子傍聴人集団「霞っ子クラブ」の傑作裁判傍聴記。トンデモない罪状に呆れ、被告人の態度にツッコみ、コワ~い検察官に脅え、弁護士の言葉に涙し、お気に入りの裁判官を追っかける。女の子目線だと裁判はこんなにおもしろい。
目次
第1章 気分はコンサート会場!?初めての傍聴席―こうして私は裁判傍聴にハマった
第2章 これだけは知っておきたい!法廷をめぐる人々―ある日の法廷とおもな登場人物たち
第3章 裁判の深~い味わい 霞っ子クラブの裁判傍聴記(殺人・銃刀法違反―まるで「中学の授業風景」を見ているような…;公務執行妨害―小法廷で堪能する宮本裁判官の名裁き!!;電磁的公正証書原本不実記録、同共用―ドキッ待合室で被告人の家族に話しかけられた! ほか)
第4章 弁護士事務所潜入対談!霞っ子×鈴木周弁護士&山本純一弁護士
第5章 アナタも裁判通になれる…かも!?罪状カタログ―こんな裁判見れたらいいな☆レア度つき
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
22
裁判員の通知が来るかもしれない今日。「その時」慌てないよう裁判を一度は傍聴してみたらどうだろう。本書は、女性二人の目から見た裁判を描いている。素人らしいツッコミが結構鋭い。検察官の「嫌味炸裂な態度」「人間否定」は経験する価値あり(?)。基本的に誰でも自由に傍聴できる裁判。目の前のすべてが本物。巻末に弁護士へのインタビューあり。オウム麻原の弁護は「刑事司法制度を守る」という大きな意味がある。裁判の傍聴なら北尾トロの本が知られているが、こちらは全くの素人でもすぐに傍聴できる親切設計。グルメ情報さえある。2019/02/04
ロイヤルミルクティ
3
★★★☆☆2008/03/05
けん
2
事件の被害者からすれば、笑うのは失礼に当たるが非常に笑えた。 裁判の状況も解るし興味も沸いた。2022/05/24
chitose511
2
裁判傍聴の面白さがわかりやすく書いてあると思う。2012/02/06
三日月しずか
1
昔読んだことのある本でしたが再読しました。人間味溢れる裁判を面白おかしく書いています。よく分からないイラストも書いてあります。2024/09/05
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- 和書
- 追分殺人事件 角川文庫