宝島社新書
「武士道」を原文で読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796651875
  • NDC分類 837.5
  • Cコード C0212

内容説明

本書は、新渡戸稲造が1900(明治33)年にアメリカの出版社から上梓した『Bushido』の序文と本文17章の中から各章の中心となる段落をピックアップし、単語の意味、英文の読み解く上でのヒントと日本語訳をつけています。

目次

BUSHIDO其の1(私に物事の判断基準を教えたのは武士道であった;武士道は日本の象徴である桜と同様に我が国固有の華である ほか)
BUSHIDO其の2(義とは、失った楽園を取り戻すために歩むべき、まっすぐな狭い道である;生きるべきときに生き、死ぬべきときに死ぬことが、真の勇気である ほか)
BUSHIDO其の3(真実や誠実さを欠く礼儀は見せかけだけの茶番である;洞察力のある人なら、富の構築と名誉がイコールでないことがわかるだろう ほか)
BUSHIDO其の4(武士は、信条が人を救うのではなく人が信条を正当化すると信じていた;倹約は、経済的理由からでなく節制の実践のためであった ほか)
BUSHIDO其の5(妻を誉めるのは自分の一部を誉めることであり、悪趣味である;日本の知性と道徳観はすべて武士道が作り上げてきたものである ほか)

著者等紹介

新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
1862年、現在の岩手県盛岡市に生まれ、9歳で養子となり東京へ出る。札幌農学校卒業後、アメリカ、ドイツへ留学。農学、経済学などを学び、札幌農学校教授を皮切りに、京都帝大・東京帝大教授、東京女子大学初代学長などを歴任。1920年、国際連盟設立時には事務局次長としてジュネーブに6年間滞在。1933年、71歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

潔子

2
これから生きていく中で、何かに行き詰った時、「武士道」の香りを思い出して歩んでいきたい。2013/02/12

かみかみ

1
著者・新渡戸稲造が日本人の精神の根底にあるとされる武士道の考え方を広く海外に伝えるために英語で出版した著書の原文を日本語訳付きで取り上げる。単語や熟語を解説してくれるのはいいけど、解説のあるものとないものを分ける基準が不明確で不親切さが目立った。なので難関大学の入試レベルの英語力がないと読むのがつらい。現代からすれば文章が古く、読んでも解釈が難しい部分も多いので、もう少し親切にしてくれてもいいと思った。2017/12/21

ぴのぴのこ

0
『武士道~Bushido~』の著者で、海外の農業技術や文学を取り入れたり、その逆を日本から海外に輸出できるような掛け橋になりたい!という大志を持って世界を股にかけて大活躍した人だというのを恥ずかしながら今回初めて知った。「武士道は日本の象徴である桜の花と同様に、わが国固有の華である。歴史の標本の中におさめられた、干からびた押し花のように古めかしい道徳ではなく、今でも力と美の対象として、武士道は私たちの中にあり続けている」(同書より引用) これを求めてBushido!マニアは日本にやってくるのだろうか・・・2013/10/12

マイチ

0
実は「武士道」が英文で書かれているとは知らなかった。我々の心の源流が示されていた。図書館で借りて読んだので、今度は購入してゆっくり読みたい。2010/06/26

hikarunoir

0
訳書を数冊読めば抜粋で問題なし。原文での東洋の徳に対応する英語の配置に、非英語圏も含む学のない人間や年少者への配慮がある。2013/09/13

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