内容説明
犯罪小説に新たなる金字塔!パチスロメーカーで企画開発をしていた主人公は、今は攻略情報を売る超やり手の営業マン。軽妙な爆裂トークで、ガセネタの攻略法をパチスロ中毒者に売りつけ、大金をふんだくっている。やがて、そんな彼の周囲で不穏な空気が流れ始め―。パチスロ・ノワールという新ジャンルを切り開いた第2回『このミス』大賞優秀賞受賞作が圧倒的支持を受け、ついに文庫化。
著者等紹介
ハセベバクシンオー[ハセベバクシンオー]
1969年、東京都で生まれ、神奈川県川崎市で育つ。独協大学経済学部卒業。映画会社勤務を経て、某外資系CDショップにてアルバイト。2003年『ビッグボーナス』にて第2回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞、翌年デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
43
パチスロ・ノワールって。うーーーん、しょーもなかった。文章は読みやすいけど。この時期のこのミス大賞作品って感じです。2015/10/30
BlueBerry
40
主人公の生業が詐欺(パチスロ攻略法のガセネタを30万円とかで売る事)なので読んでいて居心地が悪いとゆーか正直言って気持ち悪かった(笑。最後までは読み切れず・・。2014/03/22
siro
32
パチスロはやらないので、どうかなぁと思いながら読み初めましたが、全然問題なかった。どんな展開になるのかと思ったらドンパチ始まって展開に驚いた(笑)浅田次郎さんの悪党が主役の話などがわりと好きなので同じ感覚で読めたけど、いまいち「してやったり感」がなかったかな。最終章からの彼の活躍を読んでみたい気がする。2013/05/03
Walhalla
31
著者のハセベバクシンオーさん。そのペンネームからすると、競馬がお好きなのだろうと容易に想像できますが、今作はパチスロ小説でした。パチスロが好きな方が「攻略法」と聞くと、どうせガセネタだと思いつつも、もしかしたら・・。 と思ってしまう気持ちは非常に共感できます。(実際に、コピー打法による獣〇の島封鎖事件などもありましたので・・)。ミステリーの部分は置いておいて、必勝法の売買にまつわる描写の部分はとても面白かったです。2018/06/21
ロボット刑事K
23
前半は、パチスロで一攫千金を夢見るロクデナシを罵倒するかの内容で、ホントそうしたロクデナシにこそ読んでいただきたい。告白すれば、実は私もパチスロにとち狂うロクデナシだった時期がありましたので、読む資格充分なのです。後半の悪人同士のバトル、どっちもどっちですし、イマイチ入り込めませんでした。なんか原因や展開もリアルさを欠きましたし。私は正義の味方なので悪い奴同士が争ったら共倒れしてくれるのが一番理想的なのですが。まあ可もなく不可もなく、の☆3つです。ちなみに今の私は、パチスロをやめたロクデナシです。2021/04/23
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