内容説明
レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、『モナ・リザ』や『最後の晩餐』の制作者として、広く知られている。『ダ・ヴィンチ・コード』の大ヒットで、それらダ・ヴィンチの絵画に込められた暗号にスポットが当たることになったが、いったいどこまでが真実なのか。そもそも、私たちは本当のダ・ヴィンチを知っているのか。本書では、作品や人生をめぐりながら、人間ダ・ヴィンチに隠された謎をひも解いていく。
目次
作家高橋克彦が語る人間レオナルド・ダ・ヴィンチの謎
ダ・ヴィンチ・コードはこう読む(ダ・ヴィンチ最大の謎を残す最後の晩餐をひも解く;永遠の微笑、世界で最も有名な肖像画モナ・リザをひも解く ほか)
知られざるレオナルド・ダ・ヴィンチの肖像(マンガで読み解くレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯;「万能の天才」実はこんなやつだったの?ダ・ヴィンチ トンデモ説30選 ほか)
ダ・ヴィンチとコードとシンボル(ダ・ヴィンチ作品に隠されたコードをひも解く;そもそもマリアっていったい誰なの? ほか)
著者等紹介
田辺清[タナベキヨシ]
大東文化大学国際関係学部国際文化学科教授。イタリア・ルネサンス絵画を専門とする。コートールド美術研究所(ロンドン大学)留学を経て、成城大学大学院博士課程修了。近年、東西芸術の比較研究などをテーマにした研究も行う
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
21
書棚から見返したらメモだらけwww2019/07/15
舟華
3
「ダヴィンチ・コード」が盛り上がった辺りでの出版なのかなと。ダヴィンチの人生を軽くさらい、残された絵画や素描に隠された不思議に迫ったり、とんでもない説を爆上げでみたり、ひとりの画家をいろいろな見方をしてみたいなぁ、と思っていたのでとてもよかった。秘密結社という言葉に心踊ってしまう私はいつまでも少女なのかもしれない。シオン修道会…フリーメーソン…。2021/04/26
よし
1
鏡文字や手記、絵の完成枚数が少ないこと、モナリザの絵の謎など、興味を持って読むことができた。ダ・ヴィンチについて今後も新たな発見などが出てきそうだ。他の関連した本も読んでみたい。2019/02/10