内容説明
本書では、時代を越えた小学・中学・高校の国語教科書の中から、かつての子供たちに愛された名作を収録している。
著者等紹介
小川義男[オガワヨシオ]
1932年北海道生まれ。北海道教育大学札幌分校卒業。小学校、中学校の教員、教頭、校長として勤務する傍ら、亜細亜大学大学院修士課程、および早稲田大学大学院修士課程を修了。現在は、私立狭山ヶ丘高等学校校長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙新潮部
65
子どもの頃はいつも、国語の教科書を手に入れるとその日のうちに全部読んでいました。この本は教科書に採用された名作を集めたものです。話のごく一部を抜き書きしているのですがとても伝わるものがあります。「スーホの白い馬」「トロッコ」「かわいそうなぞう」「ごん狐」「汚れちまった悲しみに」・・・。2021/08/06
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
33
書影もないけど、とてもいい本です。国語の教科書に掲載されている作品が21篇掲載されています。子どもの頃から数学(算数はそうでもないけど数学はちょっと・・・)とかと違って、国語の教科書読むのは楽しかったです。こうして読み返すと、やはりいい作品が多いです。教科書で読まなかったら出会わなかった作品もたくさんあります。「かわいそうなぞう」なんて、小学生の時の同じように胸が張り裂けそうでした。今更ながら、国語と言う教科や教科書の意義をみつけたような気がしました。2021/08/14
五月雨みどり
9
初めて読んだこんな話だったの『注文の多い料理店』。昔から大好き『蠅』。子供のとき読んだけど大人になってからのほうが感動したな『スーホの白い馬』。その他諸々。国語の教科書大好きだったな,たいがい受け取ったその日に読んでしまうんだよね,で,授業中は教科書に隠して文庫本(中学の時は筒井康隆のエログロ読んでんのバレて先生に没収された汗)。2022/06/27
tomoe
9
小中高の国語の教科書に掲載された名作を集めた本。「スーホの白い馬」「ごん狐」は何度読んでも筆舌に尽くし難い物悲しさに胸が締め付けられます。谷川俊太郎さんの「朝のリレー」で始まり「生きる」で終わる構成。2篇共に生きるという事、生命を温かく優しい目線で捉えておられるのが伝わる素晴らしい詩。高村さんの「レモン哀歌」は大人になった今読むと切なさ、悲しさがより一層増す。悲しいけれど尊く気高く美しい愛の形。教科書を読み返したくなります。2010/03/21
ユキ@うろちょろ
2
懐かしい。国語の教科書、新年度に貰ってすぐ読んだことを思い出す。スーホーやスイミー等、どちらかと言えば、光村図書の教科書に掲載されたものが多いと思う。光村は名作が多く載っていると昔からよく聞いたものなぁ…。2012/03/03