内容説明
ひとりの男を見殺しにし、女たちを嬲りつくす…。すべては金を生み出す「情報」入手のためだ!証券検査官の地位にありながら、インサイダー取引を敢行!人間性を踏みにじるキャリア社会への復讐に生命を賭ける孤独なヒーロー・魚住直也。腐りきったこの国をとことんしゃぶり尽くしてやる!たった一人の反乱に血がたぎり、頭脳がフル回転する―新しい時代のピカレスクと官庁街・金融街で話題沸騰。元大蔵省ノンキャリア大型新人作家、渾身の第2弾。
著者等紹介
松島令[マツシマリョウ]
元大蔵省ノンキャリア。在任中は証券検査、外為介入、海外経済協力、国有財産管理などを担当。その後数年間、テレマーケティング会社「もしもしホットライン」ほか数社に勤務。10代からシュールリアリズム系同人誌に参加。詩集3冊を上梓している。2000年暮れに『証券検査官』(小社刊)でデビュー。エンターテインメント小説界に新風を巻き起こした。その特異な職歴と文学歴を生かして、これまでに誰も書いたことのない鮮烈なクライム・ノベルに挑む期待の新人作家
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