感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
11
93年のゼネコン汚職で宮城・茨城県知事と仙台市長が逮捕されたが全地方自治体が同じ筈である。稀代の“企業喰い”許永中は表社会と裏社会を繋ぐ便利なパイプ役だが、イトマンや石橋産業のみが例外的に腐敗している筈がなく、またパイプ役は許だけの筈がない。現に住銀磯田会長は逮捕を免れた。イトマン事件の構図理解には磯田の娘である黒川園子の存在が欠かせぬがその言及さえ稀である。なんといっても関西裏社会重鎮の山口組本体は常に無傷である。イトマンー平相ー神戸屏風地区山林のライン。赤報隊に殺された小尻記者は屏風山林を追っていた。2019/01/10
turutaka
0
許永中を「ただの詐欺師」という視点から、彼のやってきた行為を個別に見ていくムック本。 イトマン事件判決前に発行されているが、森功さんの本の副読本的に使えて、両方読むと割とクリアに一連の流れを押さえることができるのではないか。 それにしても亀井、竹下あたりはきな臭いなぁ2021/05/03