内容説明
一九九三年三月、三年四ヵ月にわたる死刑執行ゼロ記録が、当時の後藤田正晴法相によって破られて死刑執行が再開されて以来、日本では半年に一度、しかも複数の死刑が執行されている。世界的な死刑廃止の流れのなかで、日本だけが死刑存置の道のりをひたすら進もうとしているのはなぜなのか。
目次
序 東京拘置所
第1章 生きている死刑囚
第2章 法律に見る死刑制度
第3章 死刑再開
第4章 死刑制度の存廃論争
第5章 被害者感情というもの
第6章 被害者の人権と死刑確定囚の人権
終章 死刑をめぐるダブルスタンダード
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
抹茶ケーキ
0
タイトルは「死刑の密行主義について」のはずだけど、どちらかと言えば「平成年間の死刑について」という内容だった。3年間のモラトリアムの後に後藤田法相が死刑を再開したことについての4章は、当時どういう状況だったかわかって参考になった。あとの法律とか被害者感情とか世論とかについての話は、よく言われることを手早くまとめているという印象だった。できればタイトルに掲げた問いを(単純に法務省とか警察とか法務大臣を悪者にするのではなく)もう少し掘り下げてほしかった。2016/11/11
チヨ
0
この本は、『誰にでもわかる死刑の解説本(本文より抜粋)』ってスタンスで書かれてる・・・らしい。けど、死刑について、解説されてるとゆう印象は受けへん←もちろん、個人的な感想。 『第一章 生きている死刑囚』と第二章の『法廷は真実を追及する場ではない』は面白く(?面白いって表現が適切かどうかは置いといて、興味深く??)読めた。 ってゆうか、結局・・・・・『なぜ「死刑」は隠されるのか?』については、解明してへんヨネ??(素朴な疑問)2012/05/10
-
- 電子書籍
- どうする!? 新型コロナ 岩波ブックレ…
-
- 電子書籍
- きみはアイドル[1話売り] story…
-
- 電子書籍
- 1%の成功をつかむ、99%の準備力
-
- 電子書籍
- フォーチュンサイクルで占う!「相性」の…
-
- 電子書籍
- 吉良忠臣蔵【上下 合本版】 角川文庫




