内容説明
古典的ベストセラーともなった、環境問題への警告の書『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンは『われらをめぐる海』など海を語る著者としても有名である。本書は、1941年に刊行された彼女の処女作であり、彼女のよってたつ原点ともいうべき作品である。海辺に生きる生きものたち、海鳥やカニ、そしてさまざまな魚たちが織りなす営みを、活き活きと美しく描いた、胸躍らせる自然文学の最高傑作。
目次
1部 海辺(上げ潮;春の飛翔;北極圏の出会い ほか)
2部 沖への道(春の回遊;サバの誕生;プランクトンの狩人 ほか)
3部 生命の回遊(海への旅;海の越冬地;回帰)



