内容説明
「ノストラダムスの大予言」とはいったい何だったのか?あいまいな言葉で書かれているノストラダムスの予言詩は、読む人間の主観によって、どのようにでも解釈できてしまうのである。ノストラダムスの予言が映し出すものは未来のビジョンなどではない。研究家たち自身の心の中―彼らの抱く恐怖や願望なのだ。無数のノストラダムス関連書のなかで、どうしても読んでおきたい必読の書。
目次
第1章 ノストラダムスをめぐる13のダウト
第2章 フィクション大魔王・五島勉の伝説―徹底解読『ノストラダムスの大予言』シリーズ
第3章 トンデモ・ノストラ研究家烈伝
第4章 トンデモ・ノストラ本大行進
第5章 フィクションの中のノストラダムス
第6章 予言詩解釈バトルロイヤル!
第7章 恐怖の大王の正体は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
11
「1999年、7か月、空から恐怖の大王が来るだろう」という文章は人類滅亡を予言していると一世を風靡したノストラダムス。しかし、その他の詩をどれぐらいの人が知っているのか?そもそも、ノストラダムスについて知っている事はどれぐらいあるのか?お馴染みの五島勉のものから、まさかの財テク本まで!?様々なノストラダムス関連本を紹介。2017/03/15
まさむね
4
数年前に古本屋で100円で買った本を本棚から引っ張り出して読んでみた。ノストラダムス予言がいかにいい加減なものかを1998年の段階で総括した本。今読むと彼らのトンデモぶりが逆に微笑ましく思えてしまうのも不思議。ちなみに2000年以降の予言で本書で紹介されてるものは、ものの見事に一つとして当たってませんw2015/03/21
アルクシ・ガイ
3
一気に再読してしまった。この頃の「と学会」は燃えてたなあ。2020/07/28
アルクシ・ガイ
1
また読んでしまった。2025/07/10
7kotae
0
1999年7の月の前に出版された、ノストラダムス本のトンデモっぷりを面白がる為の一冊。大ブームの裏側は想像以上にデタラメ的で、そんなものにみんなが踊らされていたんだなあ…などどある種感慨深くすら思えるのは、まぁ既に15年も経つからか。日本語での語呂合わせ・都合良く改変したアナグラムもどき・やたら日常的な予言解釈…などなど、腹を抱えて笑う用途にもどうぞ。みんなが大好きMMRについても触れられています!2014/05/16
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