ネット企業はなぜ免責されるのか―言論の自由と通信品位法230条

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ネット企業はなぜ免責されるのか―言論の自由と通信品位法230条

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090069
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

インターネットを誹謗中傷の空間に創り上げたのは、AppleがiPhoneの初号機さえ発売しておらず、マーク・ザッカーバーグがまだ12歳のころに成立した、ある法律だった――。
1996年に米国で成立した通信品位法230条は、起草段階では、匿名掲示板の主に性的な品位を欠いた投稿に対して、プロバイダー企業、プラットフォーム企業による自主規制(投稿の削除や悪質なユーザーアカウントの停止等)を促すための法律だった。
しかし、1997年に「ケネス・ゼラン対アメリカ・オンライン」訴訟の判決が出ると、風向きが変わる。ユーザーの「表現の自由」を侵害しないために、企業側はむしろ投稿の監視を怠っているほうが責任を問われない、という判例ができてしまったのだ。
通信品位法230条はソーシャルメディアの発達とともに、その後の20年以上にわたり、法的・社会的な枠組みを作り上げてきた。起草にかかわった人々、裁判にかかわった原告・被告・法曹のインタビューを交えながら、法施行前後の米国の社会的状況、企業間の駆け引き、法解釈をめぐる論争までを描いた、世界でも類をみない法をめぐる歴史物語。

■著者略歴
ジェフ・コセフ(Jeff Kosseff

内容説明

1996年に米国で成立した通信品位法230条は、起草段階では、匿名掲示板の主に性的な品位を欠いた投稿に対して、プロバイダー企業、プラットフォーム企業による自主規制を促すための法律だった。しかし、1997年にケネス・ゼラン対アメリカ・オンライン訴訟の判決が出ると、風向きが変わる。ユーザーの「言論の自由」を侵害しないために、企業側はむしろ投稿の監視を怠っているほうが責任を問われない、という判例ができてしまったのだ。匿名の誹謗中傷、性的人身取引の窓口、テロリストの募集…。通信品位法230条は成立から20年以上にわたり、多くの被害者が生まれる場を提供している企業を守り、育ててきた。ネット社会の礎となった法の起草から転換点となった裁判、法解釈の変遷までを克明に描く歴史物語。

目次

第1部 二三〇条の誕生(エレアザル・スミスの書店;プロディジーの例外;クリスとロンのランチ)
第2部 二三〇条の興隆(ご注文はケンまで;ヒムラーの孫娘とベイジョー星の少女;フラワーチャイルドと一兆ドル産業;アメリカ例外主義)
第3部 二三〇条のほころび(無法地帯?;二三〇条を突き崩せ)
第4部 二三〇条の未来(サラ対ダーティー・アーミー;殺せ、殺せ、殺せ;モデレーションの動向;例外中の例外)

著者等紹介

コセフ,ジェフ[コセフ,ジェフ] [Kosseff,Jeff]
1978‐。米国海軍士官学校サイバーセキュリティ法部門准教授。弁護士・元ジャーナリストであり、テクノロジー法や合衆国憲法修正第一条に精通する

小田嶋由美子[オダジマユミコ]
翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了

長島光一[ナガシマコウイチ]
帝京大学法学部講師。専門は民事手続法、環境法、医事法、情報法など。明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学法学部助手を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
230条の誕生: エレアザル・スミスの書店 プロディジーの例外 クリスとロンのランチ 230条の興隆: ご注文はケンまで ヒムラーの孫娘とベイジョー星の少女 フラワーチャイルドと一兆ドル産業 アメリカ例外主義 230条のほころび: 無法地帯? 230条を突き崩せ 230条の未来: サラ対ダーティー・アーミー 殺せ、殺せ、殺せ、殺せ モデレーションの動向 例外中の例外2021/07/12

smasato

0
図書館で借りて読んだ(高い)。かなり興味深い内容だった。法律系の本も読んでいきたい。2022/05/30

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