宝島社文庫<br> トンデモ本の世界

宝島社文庫
トンデモ本の世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796614672
  • NDC分類 028
  • Cコード C0176

内容説明

トンデモ本とはなにか?UFO、超科学、超古代史、大予言、ユダヤの陰謀…著者は「衝撃の真実!」のつもりだが、はたから見れば大笑いのトンデモない本のことである!ハルマゲドンを笑い飛ばした痛快無比のベストセラーが文庫になった。

目次

第1章 と学会推薦図書目録(君に円盤は見えるか?―UFO・宇宙人本;怪しい科学の魔の手―超科学・疑似科学本;信じる者ほど救われない―宗教・オカルト本 ほか)
第2章 平成トンデモ人物列伝(川尻徹―ノストラダムスと山本五十六を追い続けた博士;万師露観(小島露観)―日本政府打倒を目指す古代帝国軍総統
清家新一―UFO作って初恋の火星人に会うんだ! ほか)
第3章 さらなるトンデモの世界へ(君にもユダヤ陰謀論が書ける;トンデモ本今昔物語;イルカに乗ったトンデモ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

50
昔たしかト学会の本読んで、どこが面白いのかよくわかんかった記憶があるんだけど、これは面白かった。すこし、頭良くなったのかな、おれ。2015/05/25

Ayumi Katayama

17
昔に読んで爆笑したことを読友さんとの会話で思いだし再読。やっぱり爆笑。この本の面白いところはなんと言っても、と学会諸氏の抜群のツッコミセンスである。そのツッコミがなければ私はここまで笑わなかったろう。実はトンデモ本にはちょっと接触したことがある。図書館の「物理学」の棚で。タイトルは「20世紀最大の事故 相対性理論」というようなものだったと思う。少し濃い目のピンクの背表紙というのもあって訝しく感じて著者名を検索しようとしたら「トンデモ」と出てきた次第。2021/09/09

がらくたどん

15
本棚整理。「チャウチャウ犬は宇宙生物だった」とか「活字離れも離婚の急増もある民族の陰謀だった」とか科学ネタから下世話な話まで、数々のトンデモ本(著者は大まじめに書いているのに結果常識から大きくズレてしまい爆笑を誘う本)を山本氏に代表される「と学会」が愛を込めて蒐集し突っ込みを入れた本。とても見破れる自信がない精巧な合成「記録映像」とか官製のフェイクニュースとかがインターネット経由で流布拡散される「トンデモ情報時代」に突入している今読むと、当時は本当に平和な時代だったのだなと思う。2021/02/25

おぎにゃん

15
作者は、あの「詩羽のいる街」「MM9」の山本弘さん。「ノストラダムスの大予言」や「相対性理論は間違っている」など、最初は「んな、アホな」と思いながらも興味本位で読んでしまい…やがて「来年には地球は滅びるのよ!でもアララト山に行けば救われるの!んもぅ~仕事なんか後にして!、私と一緒にトルコへ行きましょう!」などと騒ぎたくなる。そんな「トンデモ本」たちを切りまくる…だが、作者は「トンデモ本」の「とんでもなさ」を愛しているのだ。愛しているからこそからかい倒す。そう。本書はいわゆるツンデレ本なのだ。面白かった。2014/08/02

猫丸

12
書店ではよく見かけたシリーズ。これと「空想科学読本」は科学的ツッコミを入れる本なのだなと認識し、それならだいたい内容が予想できるから出版当時は見送って現在に至る。しかし「トンデモ本」構想を、出してはツブされる儚い書籍群の葬送儀礼と捉えれば、それはそれでつきあってもいいかと。文庫化→古本化を経てようやく手にした次第。数々の「奇想」が一群の似たようなメンタリティの人々から生産され、やがて同工異曲に陥るのがわかり少々残念である。もっと頑張ってキテレツな理論を編み出してほしい。2022/06/16

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